「第二の大泉洋をとは全く思っていない!」HTB、新時代のテレビ創りに謎の集団を起用

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あの『水曜どうでしょう』を生み出したHTB(北海道テレビ)が、「自由な発想と斬新な企画で未来の北海道と新時代のテレビを創る!」を目標にした新たな番組『平岸我楽多団(ひらぎしガラクタだん)』(HTB、毎週金曜 深夜0:15~)を10月9日(金)からスタートさせる。

タイトルにもなっている平岸我楽多団とは、「世間から注目もされていない、まるでガラクタのような……」、しかし「我、楽しみ多く」生きようと明日を信じ夢見る北海道内外の新たな才能・人材が集まった番組オリジナルの出演者集団。役者、タレント、ミュージシャン、芸人、はたまた一般人と経験は不問、性別や年齢もバラバラで人数制限もなく、メンバーの交代も自在となっており、企画ごとにキャスティングされ、毎回あらゆる企画に自由奔放にチャレンジしていく。

番組スタートを飾るメンバーは、納谷真大(46歳 演劇人)、金子智也(27歳 ミュージシャン)、丸山草多(29歳 芸人)、吉本直喜(37歳 芸人)、蛎崎紗斗(23歳 ラジオパーソナリティ)の5人。企画は、O(オモシロイを)K(考え)T(続ける)48(48時間)=「OKT48」と銘打ち、「48時間起き続けたら、人はどうなってしまうのか?」をテーマに、この5人が48時間に渡って「面白いテレビとは」をただただ考え続け、実行に移すことを課せられた"実録人間ドキュメント"となっている。

この番組の総合演出を務める杉山順一氏は、今回の番組について「テレビが面白くないと言われている時代に、面白いテレビとは何かを初心にもどって実験する」と語っており、第一弾の企画「OKT48」に関して「48時間出演者をいわば放し飼いにしたら、どんなことを思いつき、どんな行動をとるのか、という“人の行動ウォッチング”を楽しんで頂きたい」と話している。

杉山氏は、大泉洋とも北海道のローカル番組を長年にわたって制作してきた人物でもあるが、この番組では「第二の大泉洋を、とかチームナックスを、とは全く思っていない。面白い人たちは北海道中にまだいるはずなので、(この番組を通じて)誰にも知られていない、埋もれている人を探して、発掘して、という作業を一から続ける」と語っている。実際、『モザイクな夜』を母体して誕生した『水曜どうでしょう』は、名もなきスタッフと、名もなき出演者で様々な実験をして大人気番組となったが、この新番組にいたっては「“成功を体験した”とか“人気番組をつくった”というような気負いはなく、一から作ってみようと思っております」と気持ち新たに意気込みを語っている。

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