夏目三久がMCを務め、10月17日（土）からスタートする新番組『ヤーヌス』（テレビ朝日系列、毎週土曜25:15～ ※一部地域を除く）の初回収録が都内スタジオにて行われ、レギュラー出演するピエール瀧と共に、取材に応じた。

ヤーヌスとは、ローマ神話の出入り口と扉の神で、前後2つの顔をもつ、二律背反の象徴。同番組は、世の中に多数ある話の中から“笑える”はずなのにちょっと“悲しい”、“かわいい”はずなのにちょっと“悲しい”など二律背反な要素を持った「ヤーヌスな話」を探すトークバラエティとなっている。

今回が初タッグとなる夏目と瀧。初回収録を振り返り、夏目は「瀧さんとは初めてお会いしたとは思えない安心感で包んでいただいたので、リラックスしすぎてて大丈夫だったかなと思うくらいでした」と感想を語り、番組で取り上げられた“ヤーヌス”な話に関しては、「教科書では学べない事実が続々と明らかになりましたね」と。一方の瀧は「こういった番組でMC席に座ることがあまりないものですから、違和感はありましたけれども、夏目さんのおかげですし、楽しかったです」と語り、「（専門家なのどの）話を聞いて、様々なサブ情報もわかりますから、面白いですよね」と初回収録にも関わらず、充実した様子を見せた。

番組にちなみ、自身について“なのに”なことを聞かれ、瀧は「（僕は）細かいことをあまり考えなさそうなイメージもあると思うのですが、結構疑り深いですね」と告白。夏目は「もともと局のアナウンサーをさせていただいていたので、真面目に見えるかもしれませんが、相当ガサツですよ（笑）。仕事をしている時は細かかったりするのですが、その分、家では情けないくらいだらしないと思います」と告白した。

しかし、瀧からは「そうは言っても、夏目さんの家はきちんとしてるんじゃないですか？」とツッコミ。「勝手なイメージですけど、ソファーが白かったり、サイドテーブルがあって、そこに赤い花とか飾っていません？」と推測。すると、夏目は「ソファーは白いです。花は赤ではなく、白ですね。サイドテーブルはありますね（笑）」とほぼ的中で夏目を驚かせるも、夏目も反撃。「瀧さんって、台本ほとんどお読みになっていないですよね？　何度か困ったところがありましたよ（笑）。先言っちゃう、それ？　っていうのが……。でも、瀧さん、そのまんまで臨まれているのがわかりまし、私も気が楽になりました」と笑顔を見せていた。

番組では、他にも「なのにミュージック」と題したミニコーナーもあり、合唱曲なのに、歌詞が怖い。絵描き歌なのに難しすぎる。校歌なのにノリが現代っぽいなどの、世の中にある“なのに”な曲を紹介していく。