柴咲コウ、新曲は椎名林檎がプロデュース「彼女の世界観に何度も溺れたい」

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柴咲コウの新曲「野性の同盟」が、10月15日(木)からスタートする『科捜研の女』(テレビ朝日系列、毎週木曜 20:00~)の主題歌に決定。作詞作編曲&プロデュースは、椎名林檎が務める。

『科捜研の女』は、沢口靖子が主演を務め、現行の連続ドラマの中で最長の歴史を誇る大人気シリーズ。この10月から第15シリーズとして2クール放送される。今作では、『科捜研の女』史上、沢口演じる榊マリコの“最強の敵”として、ベテランの池上季実子が組織犯罪対策課(通称・組対ソタイ)に異動してきた女性刑事・落合佐妃子を演じるのが見どころになっている。

このドラマの主題歌で、柴咲と椎名のタッグが実現した背景には、まず、今年1月に日本テレビ系で放送されたドラマ「〇〇妻」で主演が柴咲、主題歌を椎名が手掛けたのが最初のキッカケで、その縁があって実現した。当時、柴咲が月に一度だけ務めていたFMラジオのレギュラー番組(2015年3月終了)で、ドラマ主題歌になっていた椎名の「至上の人生」をオンエアする際、椎名から「シンガーとしても魅力的なコウちゃんへ、いつか曲をお贈りしたい……」とコメントをもらっていたとのこと。その後、同ドラマのプロモーションを兼ねた対談を経て、柴咲の次作リリースが具体化した際に正式オファーし快諾され、今回の主題歌に決定した。

また、6月にリリースされた柴咲初のカバーアルバム「こううたう」でも、椎名率いるバンド・東京事変の曲から「私生活」をカバー収録しており、ロングセールス中で、現在、柴咲は2年ぶりとなる全国ツアー “Live Tour 2015「こううたう」”を行っている。

今回の主題歌「野性の同盟」について柴咲は、「椎名林檎さんに楽曲制作していただけることになりそれだけで喜ばしいことなのに、歌へのディレクションの他ビジュアルやPVイメージもご提案いただき、歌い手としてこの上ない幸せを感じております」と喜びを語っている。レコーディングに関しては、「少し肩の力が抜けた歌い方を希望されたのですが、歌いながら佛々と力強さを感じもっともっと歌っていたくなる……そんな不思議なレコーディングでした。欲張りかもしれませんが、彼女の世界観にこれからも何度も溺れたい、そんな気持ちでいっぱいです」と。

一方の椎名は、柴咲に対し、「柴咲コウ氏の凛とした声には、性別や年齢を思わせない、原始的な力強さを感じます。そんな彼女を、遠くから見守る旧友のつもりで書いたのがこの“野性の同盟”です」。そして柴咲には、「旧友から突然届いた手紙を訥々と音読するかのように発声して欲しい」とオファーしたとのこと。しかし、「素晴らしいシンガーに対し“唄い上げないで欲しい”と、申し上げるのはほんとうに罪深いこと。それを思いながらも、粛々とリクエストに応えてくれる職人的な彼女へ、益々惚れ込んでしまう」と絶賛している。続けて椎名は「“基本エレキ3ピース”で“基本パワーコード”というユニセックスなオケも、予想していたよりずっと彼女に似合って、こちらはもうひたすら書き手冥利に尽きるというものでした」と語っているものの、柴咲にとことん魅了されたのか、「まだある。なんでも似合う。もっと書かせてください。今回はバラードという発注をいただいたからこそ、たまたまこうしただけです。申し訳ありませんが、彼女のお部屋へ土足でお邪魔して、抽斗を荒らしたい衝動でいっぱいです。取り急ぎこのたびは、すばらしいテイクをありがとうございました。乾杯。きっとまた!」と述べており、今後、またこの二人のタッグが実現する日も近いかもしれない。

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