ZARDが、9月23日（水）の昼12時から番組史上最長の10時間スペシャルで放送される『ミュージックステーション ウルトラFES』（テレビ朝日系列）で、代表曲「負けないで」唯一のテレビ歌唱映像が、デジタルリマスタリングされ、22年ぶりにノーカット放送されることがわかった。

1991年のデビューから2007年にボーカルの坂井泉水が亡くなるまで、数多くのヒット曲を世に送り出したZARD。テレビ出演やライブ活動をほとんど行わず、メディアへの露出が極端に少ないアーティストであったが、ミュージックステーションには活動初期の90年代前半に計5回登場している。

そこで、今回放送される10時間SPでは、最後のテレビ出演となった1993年2月5日放送の「負けないで」の歌唱VTRを22年ぶりに放送。しかも、映像編集の本場・ハリウッドで※HDデジタルリマスタリング処理され、最新かつ世界最高峰の技術を駆使して22年前の輝きを蘇らせ、オンエア時以来、初めて全編ノーカットでの放送となる。

国民的応援歌として幅広い世代に愛されている「負けないで」は、まさに、“日本人に勇気をくれた世界に誇るニッポンの歌”。しかし、テレビ出演はこのたった一度きりで、ZARDデビュー25周年が目前に迫る中、ファンの中でも心躍る映像となるはずだ。

また、1999年6月18日に初登場し驚異の視聴率26.5%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を獲得した、宇多田ヒカル「First　Love」の歌唱映像も同処理を施して放送される。

※HDデジタルリマスタリングとは…
古い映像を拡大すると無理に映像が引き延ばされるためぼやけが生じるが、プライムフォーカステクノロジーのソフトを使用することで、色・形などの画素周辺の引き延ばされた空白部分を計算し、埋め尽くす方法をとっている。それによって、色・形がはっきりと綺麗に映し出され、特に人物の顔の輪郭や髪型、さらには照明やアクセサリーなどのきらめきがよく再現されるとされる。
【編集所】Prime Focus Technology（米・LAハリウッド）／イマジカ（日本）