高橋尚子、初司会に大興奮「ドッキリ企画か発注ミスかと…」

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シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子が、10月3日(土)に放送される『わかってください! 涙の人生ソングショー』(テレビ朝日系列、16:00~17:25)で、司会に挑戦することがわかった。同じくMCとして草野仁、進行アシスタントとしてオリエンタルラジオ・中田敦彦が高橋を強力サポートする。

同番組は、数々の不幸や挫折を乗り越えた有名シンガーたち=“人生シンガー”が、過去の苦難や支えてくれた人物への感謝の思いを自らの手で歌詞に換え、名曲のメロディーに乗せて歌う。参加するのは、女優・大場久美子、元プロボクサーの坂本博之、演歌歌手の大江裕、ものまねメークのざわちん、女子プロレスラー・長与千種の5人だ。

坂本は、幼い頃に両親が離婚、施設で育った自分に“人間としての幸せ”を教えてくれた妻・涼子さんへの愛を歌に込めて披露する。また、大江は自分を温かく支えてくれた師匠・北島三郎への感謝を、北島の名曲「北の漁場」に乗せて熱唱し、大場は亡き母への思いを、長与千種は亡き父との秘話を、ざわちんは母への感謝の気持ちを心に込めて歌い上げる。

さらに、これまで彼らがたどってきた波乱の半生をVTRで紹介し、ゲスト審査員と、観客の一般審査員70人が、彼らのエピソードや熱唱に感動したら手元の“感涙スイッチ”を押す。その逆の場合は“ちょい冷めスイッチ”を押し、最終的に最高ポイントを獲得した人生シンガーに、その得点と同額の“人生の応援金”を贈るというルール。審査は、渡辺正行、柴田理恵、三船美佳の3人が行う。

司会の高橋は、もちろん、人生シンガーから歌に込めた思いを聞き出すと共に、審査員から感想を引き出すことが役目で、緊張しきりのゲストに対し自らの体験を打ち明けて励ましたり、坂本には同じアスリートとして「前を向き続けてきたのは素晴らしい!」と共感を伝えたりと、初司会ながら完璧に番組を進行。さらには、坂本の妻と娘から届いたサプライズの手紙を朗読する大役もこなした。また、審査員からも絶妙なコメントを多々引き出し、時には自身も感動で瞳をウルウルさせながら、3時間半におよんだ収録を無事に“完走”した。

司会デビューとなった高橋だが、オファーがあった時は「ついに私にも“ドッキリ”が来たかと思ったぐらい。ドッキリ企画か発注ミスだと思い込んで、ホントの依頼だと信じるまでに時間がかかりました」と笑顔で語るも、スポーツと音楽とバラエティーが融合したこの番組の趣旨を聞いて、「私も皆さんと一緒にやらせてもらえたらうれしいなと思い、お返事させていただきました!」とコメントしている。無事に3時間にも及ぶ収録を終えた後は、「終始緊張しっぱなしでしたが、草野さんと中田さんが横にいてくださるのが心強く、なんとか穏やかにこなすことができました。もしも再び司会のオファーがあったら、ぜひまたお2人に引っ張っていただきたいですね。それにしても中田さんの適応力、回転の速さは本当にスゴイ! 少しでも中田さんに近づけるようになりたいと思いました!」と。

また、初司会後の次なる挑戦について聞かれると、「おそらく、家庭や結婚…という話を期待されているのだと思いますが(笑)いまは長い陸上人生を終え、第二の人生に入ってからまだ短いので、現在はいろいろ仕事の幅を広げている段階です。今の私は、陸上に例えればまだ高校生、大学生のレベル。今できないことはできないと素直に認めて、これから実業団選手、そして日本代表…という感じに一歩ずつ一歩ずつ仕事ができるように頑張りたい」と次なるステップへの意欲も覗かせた。

初司会の高橋を見守った草野は、出演者への高橋の接し方について「高橋さんには、心のひだが、たくさんあるというのでしょうか。人の心の微妙な動きをきちんと受け取ってつなげていけるのは、生まれついての才能だと感心しました!」と絶賛し、中田も「自然で嫌味がない。キャスティングの妙といいますか、なぜ今まで高橋さんという存在に気がつかなかったのだろう、真ん中にいてほしいのはこういう人だったんだ…と感じさせられるぐらい才能がありますね」と絶賛している。

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