クリス・ハート、ドラマ初出演に「成長できるチャンス!」

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歌手のクリス・ハートが、橋爪功名取裕子がW主演するドラマ『最強のふたり~京都府警 特別捜査班~』(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00~)でドラマ初出演することがわかった。クリスはこの作品の主題歌『あなたへ』を歌っており、クリスが初めて手掛けたこの作品として大きな話題を集めたが、このバラードが縁となり、初のドラマ出演が実現した。

このドラマは、橋爪ふんする嘱託刑事・東雲尋八と、名取演じるおばさん班長・夏木朝子が強力タッグ組み、事件解決のため縦横無尽に突き進む痛快ミステリーで、クリスは9月10日(木)に放送される最終話で、東雲が暮らす“シェアハウス”のルームメイト、クリス役で登場する。“クリス”は、京都好きが高じてシェアハウスに暮らしているアメリカ人ミュージシャンという設定。日本とJ-POPをこよなく愛し、現在、日本国籍取得を申請する準備を進めているというクリスには、まさにピッタリの役柄だ。

クリスは、シェアハウス内の食堂で、柳ゆり菜ふんするシェアハウスの隣人・徳間葵に手作りのパンケーキを振る舞ったり、東雲の見合い相手をめぐる会話で盛り上がったり、……というシーンに登場する。

本人とリンクする役柄ということもあり、今回の撮影には私服で登場。共演者の柳と自然なやりとりを交わすという難しい演技に少々緊張しながらも、 “パンケーキを焼きながら鼻歌を口ずさむ”という演技もミュージシャンらしくさらりとこなし、柳との会話ではとっさのアドリブも披露。短いシーンながらも存在感たっぷりに演じきったクリスに、撮影スタッフからは絶賛の声があがっていた。

撮影を振り返り、クリスは「ドラマの撮影は初体験でしたが、すごく楽しかったです! 声が十分に出ているかな、表情から気持ちが伝わっているかな…とずっと緊張していたのですが、自然にやってみたらとても楽しくて、演技にももっとチャレンジしたいなと思うようになりました!」と充実した様子で語り、「主題歌を歌わせていただいたこともすごくうれしいですし、ドラマに出ることも新しいチャレンジのひとつで、また一歩成長できるチャンスをいただき、すごくよい経験になりました」と述べている。

中でも、パンケーキを焼くシーンが緊張したというクリス。「最近、プライベートでもよくパンケーキを作っているので、逆に作る演技をすることが難しく…実は、手が震えていました」と笑顔を見せた。また、鼻歌については、「撮影の瞬間にふっと浮かんだメロディーを口ずさみました。ボクも料理するときはいつも鼻歌が出るので、ナチュラルな気持ちでやらせていただきました。あのメロディーを生かして、これから曲を作ろうかな!」と。

そんなクリスだが、実は、2006年~08年までアメリカ・サンフランシスコの警察官だったという、異色の経歴を持っており、刑事を主人公にしたこのドラマの主題歌に『あなたへ』が決定した時は、「警察官を題材にしたドラマ主題歌に僕の楽曲を起用していただいたのは本当に光栄」と話しており、今回のコラボには喜びもひとしお。「主題歌もドラマ出演も両方、初体験!! 成長できるチャンスをいただき、感謝しています!」と大感激の様子だった。

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