錦戸亮、新ドラマで2度目のサムライ役「僕なりの挑戦になる」

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関ジャニ∞の錦戸亮が、10月からテレビ朝日系列でスタートするドラマ『サムライせんせい』(毎週、23:15~ ※一部地域を除く)で主演し、実在した幕末の志士・武市半平太役で、初めて歴史上の偉人を演じることがわかった。ヒロインは比嘉愛未が務める。

錦戸が、テレビ朝日の金曜ナイトドラマに出演するのは、初めてパパ役に挑戦した『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』(2011年4~6月)以来約4年ぶりで、今回は、初めて歴史上の偉人を演じる。

錦戸が演じる武市半平太は、幕末の土佐藩で尊王攘夷論を唱え、志士たちを率いたリーダー的人物。しかも、今作で錦戸が演じる武市は、幕末の土佐藩から150年後の現代にタイムスリップしてしまうストーリーで、タイムスリップ後は、学習塾の先生となり、村で巻き起こるさまざまな問題を、サムライにしかできない方法で解決していく。

黒江S介氏が手掛ける同名タイトル漫画を初ドラマ化した本作。“サムライ vs 現代の文明&人々”という構図がベースとなっているため、武市の目に映る今の日本は、奇っ怪なものだらけ。焼きそばは“泥そば”に、ギャルは“山賊”に見えてしまうなど、武市は現代の物事に対して滑稽なまでに驚愕しまくる。もちろん、価値観の違う現代の人々とのコミュニケーションもズレまくりで、時代のギャップが生み出す笑い&バカバカしさを随所に散りばめた“怒涛の和製SFコメディー”で展開する。

また、自らの良心に従って突き進む武市の姿から得られるカタルシスも、本作ならではの持ち味。あくまでコメディーが土台だが、「日本人として本当に大切なこととは何なのか」も問いかけていくという。

映画『ちょんまげぷりん』(2010年)以来、サムライを演じるのは2度目となる錦戸。今作では、「同じサムライでも、あの時からどれだけ変われるのか……。僕なりの挑戦になるな、と思いました。忘れてしまっている所作も多いので、また一から稽古をしていこうと思います。特に、昔の人は頭の高さが変わることなく、スッと歩くんですよ。でも、僕自身はぴょこぴょこ上下しながら歩く癖があって、映画の時も所作の稽古ですごく注意された記憶があるので、今回も気をつけたいです」と語り、自身のちょんまげ姿に関して、「ナシではないかな(笑)。今回のポイントは、まげのラインのタイトさ具合。粋ですし、武市半平太っぽいなって思います」と。

今回演じることになった武市に関しては、坂本龍馬を扱った本を通じて以前から知っていたという錦戸。「武市は白とも黒とも言い切れない、グレーな存在。でも、カリスマ性と魅力があるから、多くの志士が彼について行ったと思うんですよね」と客観視しつつも、錦戸から見るの武市について、「僕が思う武市の魅力は、物事に対処するプロセスや佇まいに芯が通っていて、信念を曲げない強さがあること。そんな魅力を、演じる時にもええ感じのあんばいで出していきたいです」と語り、「現存資料やほかの俳優さんが演じられた時の武市像に縛られず、“自分なりの武市半平太”を作って、“錦戸の武市はなかなかよかったな”と言われるようにしたいですね。カリスマ性に関しては、僕自身にはないんですよ(苦笑)。なので、諸先輩方の“人を引きつける力”を参考にできたらな、と思います」と笑顔で語った。

また、比嘉愛未、藤井流星(ジャニーズWEST)、森本レオら豪華共演陣も発表。路頭に迷った武市が身を寄せ、世話になる佐伯家の面々に比嘉、藤井、森本がキャスティング。比嘉は武市に振り回されながらも次第に共鳴していく村役場の職員・佐伯晴香を、藤井は晴香の弟でチャラ男の佐伯寅之助を、森本は心優しき学習塾経営のおじいちゃん・佐伯真人を演じる。そのほか、黒島結菜と石田ニコルといったフレッシュな2人は“完璧なギャルに扮した女子高生”と“スナックのママ”を演じ、梶原善は武市を目の敵にする村役場の課長を演じて、要所要所でスパイスを効かせていく。

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