池上彰、戦後70年“日本を変えたニュース”を語る

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池上彰が、8月22日(土) 放送の『池上彰のニュースそうだったのか!!2時間SP』(テレビ朝日系列、18:56~20:54)で、災害や事件、事故など日本を変えたニュースを取り上げながら、戦後70年の節目となる今年に知っておいてほしいニュースを解説する。

災害では、伊勢湾台風や玄倉川水難事故など、過去の水害をきっかけに取り組まれてきたさまざまな対策をみていく。また、夏に起きた大きな事故として記録に残るのが日航機墜落。甚大な被害と衝撃を与えた事故から今年で30年を迎えるが、当時は整備されていなかった救出のための装備や、この事故をきっかけに広まった遺体の身元確認方法、さらに日本の法律や警備体制を変えたハイジャック事件、車による事故の厳罰化などについても解説する。

そして、今年は日本と韓国が「日韓基本条約」を交わしてから50年目の年。この50年、韓国の日本に対する政策は「協調」と「反日」を繰り返しているが、その背景にはなにがあるのか。国交を正常化した50年前における日本と韓国の経済格差や、80年代後半に韓国が民主化し転換を迎えたと言われる日本への国民感情、また近年の対立のきっかけとなった竹島問題など、年代を追って日韓関係を詳しく紐解く。

また、戦後70年。日本の安全保障がどう変化してきたか年代を追って解説。1950年代前半、国内の治安維持を目的として自衛隊の前身となる組織が作られる。1950年代後半には、アメリカ軍が日本に駐留することを認める条約が締結。このときに最高裁で出された「砂川判決」は、今でも安倍総理が「自衛権は憲法違反にならない」と主張する根拠となっている。1960年代には、安倍総理の祖父がある条約を強行採決。その後、1990年代まで安全保障に関する目立った動きはないがその理由とは? 1990年代以降は、自衛隊の海外活動やテロ対策など再びさまざまな動きが活発化。それはらすべて、大きな世界情勢の変化と常に関わっている。今現在、日本はどのようなリスクにさらされているのか。池上が詳しく解説する。

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