『徹子の部屋』で終戦特集、2日目は堀北真希がゲスト

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まもなく終戦から70年。『徹子の部屋』(テレビ朝日系列、12:00~12:30)では、12日から“戦争の悲惨さ”や“平和の尊さ”を次世代へ継承すべく、3日間にわたって「終戦特集」を放送中。初日は、通算400勝という日本一の記録を持つ元プロ野球投手・金田正一が出演し、戦争体験を明かした。そして2日目(8月13日)は、女優の堀北真希がゲスト出演する。

堀北は、 成宮寛貴との共演で、8月16日(日) に同局にて放送されるドラマスペシャル『妻と飛んだ特攻兵』に出演し、特攻隊員の夫と戦闘機に乗って飛び立った妻を演じる。現在26歳の堀北。当然戦争を知らない世代だが、実際に戦争を体験した方々が少なくなる中、今回は過去の『徹子の部屋』のVTRを見ながら振り返り、若い世代にも戦争を語り継ぐといった内容で展開する。

まずは、10歳の時に長崎で原爆を体験した美輪明宏。原爆投下直後の長崎の有り様。皮膚が赤剥けになった人、肉がこそげ落ちた人、水を求めてさまよう人……。人々が目の前で次々と亡くなり、その様子は「地獄だった」と語る。

そして、旧満州(中国東北部)からの引き揚げを体験している作家の宮尾登美子は、終戦直後、食糧が無く飢えに苦しみ、現地の人から幼い我が子を売るよう頼まれ、思わずその誘惑に負けそうになったことを告白する。引き揚げ中は多くの老人と子どもが命を全うすることができなかった。そんな状況の中「たかが子どもが死んだくらいで…」というのが皆の合言葉だったという。

女優の高峰秀子は終戦の日の8月15日、千葉の航空隊で慰問を行っていた。慰問の直後に聞いた玉音放送。そしてその夜、高峰は宿泊先で飛んでいく特攻機の音を聞いた。爆弾を抱えて相手のない海へ飛んで行く若者たち。戦争が済んだというのに息子が亡くなったと聞かされる母親たちのことを考えると本当に取り返しのつかない、やるせない気持ちになり、「その事は今でも忘れない……」と語る。

それぞれのVTRを見た堀北は、「戦争が終わってもその人にとっての哀しみが終わることがないというのが本当に悲しくてつらい」と振り返る。

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