タモリ、3Dタモリとご対面「髪の毛が多い…」

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放送開始から30年目に突入する『ミュージックステーション』(テレビ朝日系列、毎週金曜20:00~)。今年9月23日(水)には史上初となる「10時間SP」も決定し、この放送に向け、これまた番組初となる3Dスキャンデータによって高精細に再現された司会の「タモリ像」が制作。7日には、このお披露目イベントが同局にて行われ、タモリ本人が3Dタモリと対面した。

この像は、特殊な3Dスキャナーでタモリの全身を撮影しデータ化。それを3Dプリンターを使って立体像を出力し、型取りしたした粘土層を専門の技術者がリアルに彫刻。さらにそれをシリコンで型取り、フィギュア職人が肌の色や髪の毛1本1本を植毛。仕上げは、実際にタモリを担当するメイクさんが、ヘアメイクを行うというこだわりで、完成まで実に2カ月を要したという。

実際にお披露目となり、自分そっくりな像を目の前にタモリが、「オレだよ~。髪の毛が多い……(笑)」と感想を。さらに、「気持ち悪いな~、こんな風に見られているんだ~」とじっくりと“3Dの自分”を観察しながら、その精巧さに感心していた。

専門家によると、タモリの顔は「アルカイックスマイル」が特徴。今にもしゃべり出しそうな“微笑んだ口元”を意味し、そこを再現するのに非常に苦労したという。これに対し、タモリ自身は、「オレ、口元嫌なんだよね~。コンプレックスで、口元に締まりがないから」と苦笑するも、眉毛に関しては、「そう、こういう生え方しているんだよね~」と笑顔で感想を述べていた。

また、9月23日(水)の昼12時から10時間の超大型生放送ウルトラFESが控えているが、「楽しみにしていることは何もないですね」と笑いを誘いつつ、「とにかく(無事に)終わることだけを考えている」とコメント。また、30年目となる「Mステ」以外にも、「笑っていいとも!」や「タモリ倶楽部」など長寿番組の司会を務めていることから、番組が長く続く秘訣について聞かれると、「1つ言えることは、反省しないことじゃないですか? 終わったものはしょうがない。同じ状況って二度と来ないから。あとは頑張らないこと」と述べていた。

この「タモリ像」は今後、「テレ朝夏祭り」アトリウム内のMステブースにて展示される他、全国各地に出張する“10時間SP”に向けたキャラバンが実施され、全国で開催されるアーティストのコンサートライブ会場にも出張するという。尚、このタモリ像は、今夜(8月7日)の放送から登場することが決定。もちろん、“2人のタモリ”が出演するのは、番組始まって以来、30年の歴史の中で初のことだ。

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