ワトソン&ファルド、2人のレジェンドが聖地に別れ

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第144回全英オープンゴルフ(セントアンドリュース・オールドコース)で開催されている全英オープンゴルフ。現地18日には前日に順延となった第2ラウンドの残りが行われ、予選ラウンドが終了した。

今大会では、2人のレジェンドが全英からの引退を表明している。ちょうどこの日が誕生日で58歳になったニック・ファルドと、現在65歳のトム・ワトソンだ。

ファルドはPGAツアー9勝、その内6勝がメジャー大会で、マスターズと全英を3勝ずつという大物食いを見せた名ゴルファー。今大会では初日からスコアメークに苦しみぬいたが、大会最高の難易度を誇る17番パー3でバーディを奪い渾身のガッツポーズを見せるなど、レジェンドの勝負強さを発揮。18番のストーンブリッジ上では、最初に全英を制覇した1987年の大会で着用していたトレーナーに着替え、大きなアクションで観衆の喝采に応えるショーマンぶりも見せてくれた。

メジャー通算8勝、全英優勝5度を誇り、「新帝王」と呼ばれたワトソンにとっては、セントアンドリュース・オールドコースは勝てなかった場所。これだけの輝かしい経歴を持ちながら、遂にセントアンドリュースでの全英制覇は果たせなかったが、詰め掛けたギャラリーは聖地に別れを告げるワトソンを惜しみない拍手で送った。

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