日本人初メジャーへ!松山が第2ラウンドベストスコア

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第144回全英オープンゴルフ(セントアンドリュース・オールドコース)は現地18日、前日に順延となった第2ラウンドの残りを行い、松山英樹は4ホールをパープレーでしのいで通算6アンダーとし、首位に4打差の10位タイで予選を突破した。松山と同組のダスティン・ジョンソンが通算10アンダーで単独首位に立っている。

この日は、順延された第2ラウンドの残りと第3ラウンドを実施するため、早朝からのラウンドとなった。しかし、時速10メートルを超える強風が吹きすさび、グリーン上のボールが転がってしまう状態になってプレーはすぐに中断。ここから10時間以上も中断が続き、現地時間18時、日本時間深夜2時になってようやくラウンドが再開された。

再開後も強い風が吹き付ける中、それでも松山は集中力を切らさずプレー。屈指の難ホールである16番、17番もパーでしのぐと、最終18番ではバーディチャンスこそ逃したもののきっちりパーセーブに成功した。結局この日は4ホールをプレーしてスコアカード通りのパープレー。第2ラウンドトータルでは8バーディ、2ボギー、6アンダー66で第2ラウンドのベストスコアをマークした。

松山と同組で首位を快走するダスティン・ジョンソンは、再開直後の14番でボギーを叩いたものの、最終18番で得意の飛距離を生かしてバーディを奪い、通算10アンダーに伸ばしてホールアウトしている。前日の時点でホールアウトしていたダニー・ウィレットが通算9アンダーで単独2位。ポール・ローリーが通算8アンダーで単独3位。アダム・スコット、ザック・ジョンソンら6人が通算7アンダーで4位グループを形成している。松山を含め、首位から4打差までに13人がひしめくという例年にない混戦だ。

第2ラウンドの消化に2日間を要した関係で、大会は5日間の日程に変更される。現地19日の日曜日に第3ラウンド、20日の月曜日に最終ラウンドを実施。日本人初のメジャー制覇を視界に捉えている松山にとって、長い長い第2ラウンドの2日間がようやく終わったが、更に長く感じるであろう決勝ラウンドの2日間がいよいよ幕を開ける。

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