ゴルフの聖地で全英開幕!上位は実力者がひしめく大混戦

公開: 更新:

第144回全英オープンが現地16日、ゴルフの聖地と呼ばれるセントアンドリュース・オールドコースで開幕。松山英樹と同組で回った現在賞金ランキング2位のダスティン・ジョンソンが1イーグル、5バーディ、ノーボギーという圧巻のゴルフを見せ、実力者がひしめく上位争いから頭一つ抜け出して単独首位に立った。

今季のマスターズと全米オープンを制し、メジャー大会3連勝がかかるジェイソン・スピースと、そのスピースを追って賞金ランク2位につけるD.ジョンソン。更にその二人に松山が絡むという豪華な組み合わせでラウンドがスタートする。松山とスピースが共にスターティングホールからスコアを伸ばしたのに対して、D.ジョンソンはパー発進。しかし2番でバーディを奪うと、3番でバーディ、5番でイーグルトライに成功するなどエンジンを上げていく。

気候が穏やかな午前中のスタートだったこともあり、D.ジョンソンはセッティングの厳しいバックナインも順調にスコアメーク。10番、14番でそれぞれバーディをマークし、7アンダーで単独トップの座についた。

一方、同組のスピースもD.ジョンソンの好調ぶりに振り回されることなく、7バーディ、2ボギーの67で回り、5アンダーで首位に2打差の8位タイ。メジャー3連勝に向けて視界良好のスタートとなった。松山は3バーディ、3ボギーのイーブンパーで初日を終えた。

日本勢では、藤田寛之が苦しみながらも要所でチップインのパーを決めるなど、我慢のゴルフを続けて1アンダー、日本人最高位の41位タイ。小田孔明と池田勇太は前半こそ好調だったものの、後半で大きく崩れてしまいそれぞれ1オーバー、2オーバーと出遅れた。特に小田は、10番まで5バーディ、ノーボギー。その時点で7位タイまで順位を上げながら、11番以降は4ボギー、1ダブルボギーという散々な内容だった。

その他、ザック・ジョンソンやジェイソン・デイ、レティーフ・グーセンら6名が6アンダーで2位グループを形成。スピースを含む4人が5アンダー、2打差でD.ジョンソンを追う展開になっている。

PICK UP