東山紀之、テレ朝"水9"で「時間」に執着する新たな刑事

公開: 更新:

東山紀之が主演する新ドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系列)が、今夜21時から初回30分拡大スペシャルでスタートする。

東山が、これまで『相棒』『警視庁捜査一課9係』などの人気刑事ドラマを生んできたテレビ朝日の水曜よる9時の枠で主演するのは今回が初。この作品で東山が演じるのは、「時間」に執着する一風変わった刑事・天樹悠(あまぎ ゆう)。一見事件とは無関係かと思われる「時間」に対し、偏執的なこだわりを見せる変わり者だが、捜査能力は超一級品。死亡推定時刻や犯行時間、アリバイ時刻、タイムリミットなどから導き出した“加害者と被害者のタイムライン”に疑問を投げかけ、そこに生じる“空白の時間”の意味を探り、個性あふれる面々と事件解決へと奮闘する。

この作品には、他にも髙嶋政宏、片岡愛之助鈴木浩介倉科カナ吉田鋼太郎北大路欣也といった、東山も思わず、「濃いな~!」と言ってしまうよう豪華キャストが出演。人間観察のプロフェッショナルで“リーダー的存在”として活躍する熱血刑事・沙村康介役に髙嶋、ことあるごとにラボにこもる情報分析のエキスパート・山下巧役に片岡、正義感は強いが慢性的にやる気のない刑事・永沢圭太役に鈴木、帰国子女で肝の据わったクールな女性刑事・水田環役に倉科、敵か味方か分からない!? 結果至上主義の係長・片桐正敏役に吉田がキャスティング。さらに、12係と連携する法医学教授の権威、堂本俊太郎に扮するのが北大路で、時に鋭い目を持ち、東山をはじめとする12係メンバーと深い人間関係を築いていく。

物語は、「警視庁遺失物センター」に所属していた主人公の天樹が、新たな部署に配属されるところから始まる。その異動先となるのが、捜査一課長直轄の部署「警視庁捜査一課12係」。ここは、どんなに手柄を挙げようとも、一度配属されたら二度と表舞台に戻ることはできない“刑事の墓場”で、“札付き刑事たちの追い出し部屋”とも揶揄される。実は、天樹も然ることながら、12係のメンバーはいずれも警視庁屈指の精鋭にして、個性派ばかりで、彼らは互いにぶつかり合いながらも、一人では解決できない謎を補完し合い、難事件を解決していく……。

第1話は、マリーナでクルーザーが爆発する事件が発生する。元大蔵大臣の息子・江尻孝之(川口力哉)の遺体が見つかり、沙村康介(髙嶋)ら「警視庁捜査一課12係」の面々はその一報を受け、現場へと駆り出される。と、そこへ見慣れない男が現れた。爆発が起こったのはまさに日の出を迎えようとする時刻。クルーザーは太陽の方向へとまっすぐ進んでいたにもかかわらず、現場にサングラスがないのは不思議だ、と主張するその男。彼こそが12係へ移動してきた天樹(東山)だった。

法医学教授・堂本俊太郎(北大路)が司法解剖を行った結果、江尻は爆発事件の前夜に絞殺されていたことが判明。そんな中、江尻の部屋を訪れた天樹はどういうわけか、そこで見つけた宅配便の不在票に引っ掛かる。そこから巡り巡って、事件をひも解くための重要な事実が見えてくる。

PICK UP