津田大介、「サガン鳥栖」の快進撃と市民に愛される秘密に迫る

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“ソーシャル・メディアのカリスマ”津田大介がメインキャスターを務める、CSテレ朝チャンネル2で放送中の報道番組『津田大介 日本にプラス』(隔週月~木、23:10~)。7月14日(火)の放送では、快進撃を続け、そして市民に愛される「サガン鳥栖」を取り上げ、その“秘密”について社長の竹原稔氏に津田が迫る。

J1昇格初年度(2012年)にいきなり5位と快進撃を見せ、周囲を驚かせた「サガン鳥栖」。その翌年は12位(2013年)に沈んだが、翌2014年には、一時は首位に立つ大健闘で5位に。「ACL出場」まであと1歩のところまで進んだ実力を見せた。

そんな「サガン鳥栖」だが、大企業がスポンサードしていないいわゆる「市民クラブ」。最も人口の少ないホームタウン「鳥栖市」を地元に、J1昇格後は躍進を続けている。そもそも「サガン鳥栖」は、Jリーグ誕生2年目の1994年に「鳥栖フューチャーズ」として誕生したが、その後は2度の消滅の危機があり、2004年には「支払不能なら退会勧告」と鈴木昌チェアマン(当時)に宣告された事態にもなった。しかし、運営会社「サガン・ドリームス」が誕生し、2011年に竹原氏が社長に就任すると、その年の12月に「J1昇格」を果たした。

チームの進撃とともに、観客数も、2015年度第1ステージ終了時点で、「サガン鳥栖(鳥栖市)」は人口7万人ながら、平均1試合あたりの入場者数は1万4145人。人口412万人を誇る(ホ-ムタウン:横浜市・横須賀市)横浜Fマリノスは、2万4200人。人口171万人の(吹田市など7市)ガンバ大阪は、1万6079人と「サガン鳥栖」とさほど変わらないが、これだけ集まる「秘密」の1つは、「スタジアム力(りょく)」と竹原氏は話す。

ホームスタジアムは、鳥栖駅から徒歩3分という超一等地立地条件。しかも、サッカー専用スタジアムで25000人収容(96年完成)と地元の誇りだと市民が口をそろえる。Jリーグ・スタジアム観戦調査では、なんとJ1・J2全40クラブの中でも高評価を得ている。ただ、「サガン・ドリームス」の経営は、売上高は前期比10.6%増ながら、2期連続の赤字となり、Jリーグのクラブライセンス制度では、3期連続での赤字計上は、「ライセンス交付せず」という事態になっている。ある意味、今シーズンは、竹原氏の運営手腕が試される一年となるが、その「経営理念」とは一体何なのか? そして最後に、津田からの「何年までにJ1優勝達成しますか?」の質問には、驚きの答えが返ってくる。

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