橋爪功と名取裕子、現場で〝共演者がビビる”ふたりの様子

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橋爪功と名取裕子が9日、和田正人、酒井美紀らと京都の料亭にて行われた新ドラマ『最強のふたり~京都府警 特別捜査班~』(テレ日朝日系列、7月16日スタート 毎週木曜20:00~)の制作発表記者会見に出席し、共演者が“ビビる”撮影現場でのふたりの様子について語った。

テレビ朝日の木曜ミステリー枠(よる8時)で大ヒットしたシリーズ『京都迷宮案内』や『京都地検の女』など、長年に渡って主演を張ってきたこのふたりが、この作品でついにW主演。橋爪が演じるのは、特別嘱託刑事として捜査一課に戻ってきた東雲尋八で、名取は、捜査一課に配属されたばかりの現役バリバリの女班長・夏木朝子を演じる。

橋爪と名取。これまでも共演はあったが、本格的にタッグを組んでの連続ドラマはこれが初。橋爪は、名取に対し、「慣れているのもありますし、やりやすい女優さんです」と。しかし、その“慣れ”からか、ふたりは現場でもズバズバ言い合っている様子。すると橋爪は、「僕と彼女(名取)が話していると他の俳優さんがビビるんですよ」。名取も、「(周りに)喧嘩しているように思われちゃうんですが、これが普通なんです(笑)」と語り、橋爪との共演には「面白いです。クセものだから(笑)。悔しいけど芝居がうまいし……。あと、物事を違う角度から見ていたりするのが凄くて、憎たらしいおじさんです(笑)。この毒っ気がクセになります」と、会見でも笑いを交えながら、現場と変わらないやり取りで会場を和ませた。

そんな、“最強のふたり”がいる撮影現場について、夏木班の刑事・大和田良太を演じる和田は、「大ベテランのふたりに囲まれて、そのやりとりに飄々としています。ゆとり世代の刑事を演じるのですが、“ゆとり”が欲しいです。間に入る隙がないです」と笑いを誘い、今回が初の刑事役で、同じく夏木班の刑事・吉田美緒を演じる酒井も、「本当に、モニターで見ていて笑いをこらえるのが大変なくらいやりとりが絶妙で、それを現場で見られるのが、とってもラッキーです。そのエネルギーは視聴者のみなさんにも伝わってくると思います」と。

今回の作品では、東雲(橋爪)が、長年の捜査活動で培った多くの情報源を持っており、街に出かけて事件とは直接関係ないと思われる情報を次々と集め、外のネットワークをフル活用した“脇道捜査”を行う。一方、数々の部署を渡り歩いてきた経験から警察内に多くのファンがいる朝子(名取)は、その味方たちを自在に使った“王道捜査”によって、2人は同じ事件を“王道”と“脇道”という真逆の捜査手法で解決していく姿が描かれる。今作について名取は、「私たちのような主婦の世代が、一線を引いたパートナーと、それぞれが持っているものを再利用じゃないですが、活かしてさらに力を発揮し、人の心を上手に掴んで、物事を解決していく姿が、見る方たちの胸をスッとさせてくれるのではないかと思います」とみどころについて語ってくれた。

料亭で行われた取材会。最後には、これから京都での夏本番の撮影に挑む4人のために用意された“最強弁当”や、名取特性のしそジュースが振る舞われ、終始和やかな会見となった。ほかにも、本作には田中要次、吉見一豊、柳ゆり菜、羽場裕一、原田夏希らが出演する。

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