8.6秒バズーカー、『M-1』初出場に「自信がある!」

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漫才の頂上決戦『M-1グランプリ』が、朝日放送とよりもとクリエイティブ・エージェンシーの2社共同主催で復活することが決定。これを受け26日、渋谷ヨシモト∞ホールにてエントリー受付開始会見が行われ、過去10回の出場経験があるナイツや、8.6秒バズーカー、バンビーノ、ピスタチオといった人気芸人が出席し、それぞれ出場することを発表した。

『M-1グランプリ』は、2001年にスタートし、10回目となる2010年に惜しまれながらも幕を閉じたが、今回5年ぶりに復活。優勝賞金は1000万円で、コンビ結成15年以内(2000年1月1日以降の結成)であれば、プロ、アマ、所属事務所の有無を問わずにエントリーすることができる。8月17日から予選が行われ、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と5回の予選を勝ち抜いた8組が、2015年冬に生放送で中継される決勝戦に進出することができる。また、準決勝で敗れた組には、決勝当日に行われる敗者復活戦の出場権が与えられるが、これまでと違い、生中継でネタをみた視聴者の投票によって選ばれた1組だけが復活することができる。

会場には、他にも磁石、スリムクラブ、チキチキジョニー、デニス、トレンディエンジェル、POISON GIRL BANDら人気芸人が出席し、その場でエントリーすることを決めていたが、スリムクラブの真栄田賢も「M-1に出て人生が変わりました。本当にパンチがある番組です」と語っていたように、芸人にとって特別な大会。中でもグランプリに輝いたコンビは、その後もテレビをはじめ、様々なメディアで活躍し、大会終了後、すぐに仕事が舞い込むという「M-1効果」なる言葉も生まれている程。

その「M-1」で、2007年は準決勝、2008年は3位、2009年は4位、2010年は6位と好成績を残しているナイツ。過去10回全てに参加しているが、特に決勝のステージは特別だとメンバーの塙宣之は振り返る。その理由として「決勝のセットが凄すぎる。今まで東洋館(浅草にある演芸場)で漫才をやっていいたので……(笑)、あの豪華なセットだと、4分の漫才でも何か凄いことをやらないといけないのではといろいろ考えてしまって緊張します」と。

一方、今回初参加となる8.6秒バズーカーは、2014年に結成し「ラッスンゴレライ」でブレイク。リズムネタのイメージが強い彼らだが、田中シングルは、「大阪ではよしもと漫才劇場に出てますが、普段は漫才をしているので、ちょっと自信があります。センターマイクを置いて、ラッスンゴレライをしているだけなんですけど(笑)」と笑いを誘いつつも、「1回戦敗退はないように頑張りたい」と意気込み、相方のはまやねんは、優勝して1000万円を獲得したら、「ハワイで隠居したい」とその使い道について語り、司会を務めていたトータルテンボスからは「まだ早いし、隠居できる額ではないわ!」とツッコまれ、会場を沸かせた。

同じく、リズムネタでブレイクしているバンビーノ。彼らは独特なリズムで躍りながら獲物を“騙して”狩る(ニーブラする)“ダンソン”ネタで注目を集めているが、実は過去に3回出場しており、いずれも2回戦、3回戦で敗退している。しかし今回、石山大輔は、「結成8年目なので、リズムネタ以外のもあります。(“ダンソン”ネタの)ヒョウ柄の衣装は、今東京でしか着ていません(笑)。関西ではちゃんと漫才もやっていたりしているので、それを見せられたら」と意気込みを語っていた。

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