武井咲、タイトスカートで脚立に登って電球交換も!?テレ朝総務部でOL体験

公開: 更新:

武井咲が、人気脚本家の内館牧子とタッグを組んだドラマ『エイジハラスメント』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00~)が、7月9日よりスタートする。この作品で武井は、一流商社の総務部に配属される新入社員・吉井英美里を演じるため、クランクインを目前に控えた6月上旬、同局の総務部に1日入門し、初めてOL生活を体験した。

実際に業務中の総務部フロア内で、1日OL体験をした武井。まずは、多岐にわたる総務部の仕事内容についてレクチャーを受けた後、電話応対から電球交換、会議室使用状況調査など、「総てに務める」と言われる総務部のさまざまな業務に、「武井咲総務部入門特別プログラム」として6つの業務を体験した。

1、「とりあえず総務」体験

「とりあえず総務」は、社内で起きている困り事ならなんでも受け付ける専用の電話窓口。問題が発生したけどどこに相談したらいいか分からない社員が、助けを求めて電話を掛けてくる。電話に出た人は、その内容によって適切な相談先を伝えたり、あるいは総務部内で対処したり、臨機応変に判断する必要が。最初の業務に就いた武井は、着信音の大きさに驚いたり、電話相手の部署名を上手く聞き取れなかったり、初めてのことだけにやや緊張の滑り出しでしであったが、「廊下の電球が切れた」という肝心の相談内容はしっかり把握し、電球交換に向かった。

2、電球交換

電球切れの現場に到着した武井は、廊下天井の電球交換に挑戦。役衣装の制服はタイトスカートでヒールも履いていたため、脚立上での作業を心配するスタッフに対し、「大丈夫です。この前も家の電球を変えたばかりなので」と笑顔を見せながらスムースに作業完了させた。

3、会議室使用状況調査

会議室が予約通りに使用されているかを抜き打ちチェックする業務では、「総務は他の業務を邪魔してはならない」という鉄則に従い、ドアを開けずに中の様子を確認するという“高等技術”に挑戦。ドアの隙間から、あるいは曇りガラスを通して中の様子をうかがうなど、実際に総務部員がしている方法を試みるが、武井は「分からない」「難しい」を連発。そんな中、廊下に人影を認めた室内の人物が、何かあったかと扉を開けるというハプニングが発生し、武井はとっさに「会議室の使用状況を調査中です。失礼しました」と礼儀正しく応対し、立派に総務部員として振る舞った。

4、社内通路の巡回

社内の通路は安全を期すため、一定の幅を確保しなければならない。巡回中、廊下に放置されている荷物を見つけた武井は、メジャーを使って空き幅を計測。安全基準を満たしていなかったため、近くの部署を訪ねて「廊下に荷物を置いていらっしゃる方?」と、やさしく持ち主を探し出す。すると、名乗り出た社員に武井は、荷物の整理移動を丁寧に依頼。社内安全のために敢えて“嫌われ役”にならなければならない、総務ならではの心苦しさを味わいながらも、相手が不快な思いをしないよう、移動してくれたことへの感謝の気持ちを示すなど細やかな気配りをみせた。こうした社内巡回は、省エネルギーおよび健康増進のためのキャンペーン「2アップ、3ダウン運動」(2階分の上り、3階分の下りにはエレベーターを使わない)に則り、エレベーターを使わずに階段で移動。総務部員は全社員の模範でなければならないという心得を実践した。

5、会議のお茶出し

実際に社外のお客様との打ち合わせが行われている会議室へのお茶出しも実践した武井。5名分のお茶を乗せたトレーをぐらつくことなく片手で持ち、会議の進行を邪魔することなくスマートに給仕した。

6、就業アナウンスの原稿読み

最後の業務は、午後6時の就業時刻を知らせる社内アナウンス。通常はテレビ朝日マスコットキャラクター・ゴーちゃん。による音源が流れるが、この日は武井が生声でノー残業デーの社員に早めの帰宅を促した。直前にアナウンス原稿に目を通した武井は、総務部員が今まで気に留めてこなかったアクセントやイントネーションを細かく確認。「さすが女優さん」と総務部員を感心させる一幕もあった。

放送までのカウントダウンが始まると「緊張する!」と言いつつも、表情を引き締めてマイクの前に座わった武井は、落ち着いた口調で完璧なアナウンスを披露。最後には主演ドラマ『エイジハラスメント』への応援もしっかりお願いし、1日体験が終了した。

武井の誠実な働きぶりに、総務部全員からは温かな拍手が送られ、また武井の研修に同行した総務部員からは「お願いした業務を初めてとは思えないほどスムースにこなされ、驚きました。武井さんの細かな気配りや、心のこもった仕事ぶりはまさに理想の総務部員。そんな武井さんの姿を見て、私たちも学ぶことがたくさんありました。本当は、明日からも毎日来ていただきたいくらいです!」と武井を絶賛した。

総務部で、様々な業務を体験した中でも会議室のチェックが一番大変だったいう武井は、「抜き打ちということもあって相手に不快な気持ちを与えかねないので、ちょっと怖さも感じました」と。業務体験そのものに関しては、「私本人の職場体験という気持ちでいましたが、電話の応対とかは、そういう役を演じているんだと思わないと恥ずかしくて出来ない部分もありました。最後のアナウンスでは、原稿もありましたし、完全に自分をアナウンサーの役に落としこんでいました」と笑顔で明かし、総務部での貴重な体験を通じ、「総務部の方がいらっしゃらないと会社は成り立たないということが実感できました。派手な仕事ではないかもしれませんが、当たり前に会社で快適に過ごせる環境を作ってくれているのは総務部。日本人らしい奥ゆかしさと気の使い方は、とてもカッコいいと素直に思いました!」と充実した様子を見せた。

PICK UP