窪田正孝、菅田将暉、満島ひかりの“演技力”に賞賛の声!原作ありの7月期ドラマ

公開: 更新:

漫画や小説が原作のドラマはこれまでも多く放送されてきたが、今クールでは、原作にはない登場人物がいたり、大幅に設定が変更されていたり、ドラマならではの楽しみ方ができる作品が目立った。そこで、原作を読んでいる人も読んでいない人も楽しめるおすすめドラマをピックアップしてみた。

■設定を変えてオリジナルストーリーに!

『デスノート』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)は、漫画、アニメ、実写映画、ミュージカルが大ヒットした作品だが、原作とは少し設定を変えてのオリジナルストーリーとして放送され話題に。

原作漫画では、天才だった主人公の夜神月(ヤガミライト)。今作では、名前を書いた人を殺すことができる“デスノート”を手に入れた平凡な大学生が次第に天才性に目覚めるという設定に変更され、窪田正孝が演じている。また、山崎賢人扮する世界的名探偵・Lも、変人的な天才からクールな天才という設定に変わり、映画では登場しなかった、優希美青が演じるニアというキャラクターも登場し、注目を集めている。

高視聴率もさることながら、ノートを使って犯罪者を抹殺する月(通称・キラ)と、彼を捕まえようとするLの対決を軸に、オリジナル要素を盛り込んだ予測が出来ない展開に「漫画やアニメと全然違うんだけど、なんかすっごい面白くなってきたー!」など放送後の反響も大きい。なかでも月役の窪田には「演技に引き込まれる」「窪田正孝の表情が、動きが、多彩でやばい。声色変わるの特にやばい」と、演技力を絶賛する声が多数寄せられていた。

いよいよ終盤にさしかかっているが、8月30日に放送された第9話では、ついにLが命を落としてしまい、ニアが後継者に。そんな中、月の妹が誘拐され、キラ対策本部にあるノートとの交換を持ちかけられる。月はキラとしての正体を隠したまま刑事たちと共に犯人が指定した交換場所に向かい……という、最終回に向けた怒濤の展開から目が離せなくなってきた。この回の放送後も「月の人相が変わって見えた」「面白い展開になってきた」「窪田ライト凄すぎ」「終盤、オリジナルストーリーが多く予測ができない」との意見がネット上を賑わせた。

■遊び心にファン賞賛

テレビ朝日系列で放送されている『民王』(毎週金曜、23:15~)は、民(たみ)の王(おう)=内閣総理大臣にスポットがあてられた作品で、遠藤憲一と菅田将暉がW主演を果たし、現職総理大臣である父・武藤泰山(遠藤)と大学生のおバカ息子・翔(菅田)の心と体が入れ替わってしまうという、池井戸潤原作のファンタジック痛快政治ドラマだ。

“入れ替わり”といったありえない設定だが、実在の元総理たちを連想させる内容も散りばめられ、何よりも遠藤と菅田の演技力の高さが説得力を与えている。中でも、キャストの“入れ替わり”演技がTwitterなどでも話題。最近流行りの“女子力男子”で、おバカな大学生の息子と入れ替わった遠藤の演技には、「エンケンさんが可愛すぎ!」「萌える」などの声が相次ぎ、厳粛な総理大臣の父と入れ替わった菅田には、「ホントに入れ替わってるようにしか見えない」「演技が光ってる」と絶賛する声が多数飛び交っている。

また、菅田は『仮面ライダーW』(テレビ朝日系列、2009年~2010年)で、仮面ライダーW/フィリップ役で出演していたこともあり、8月28日に放送された第5話では、総理秘書の貝原を演じる高橋一生が、両手を広げて「検索を始めよう」とフィリップの真似をするというドラマならではの遊び心が効いたシーンが盛り込まれ、ファンの間でも「まさか民王でWのネタを見れるとはwwwwwwwww」「いきなりだったからびっくりした!」と、大きな話題となった。

■原作から16年後

ど根性ガエル』(日本テレビ系、毎週土曜21:00~)は、1972年、1981年にテレビアニメ化された、吉沢やすみによる同名漫画を初めて実写ドラマ化した作品。原作から16年後という設定に対して、放送開始前から大きな反響があった。ひろし役に松山ケンイチ、ピョン吉の声に満島ひかりというキャストが発表されると、「ひろしが30歳で松山ケンイチ?」「なんで満島ひかりなんだ?」と様々な戸惑いの声が飛び交ったが、放送スタート後は、Twitterなどで「松ケンの台詞回しハンパねえ……!」「満島さんのピョン吉すごいと思う」と松山の演技力や、満島の存在感を讃えるコメントが多数。ストーリーも「まるで映画のようだ」「毎回泣けるシーンがある」と評価され、大コケでは? と言われた放送前の下馬評を完全に覆した。

現在、ドラマは終盤にさしかかっており、8月29日に放送された第7話では、寿命が近づきシャツから剥がれかけたピョン吉のために、ひろし、ピョン吉、京子ちゃん、五郎、母ちゃんで神社にお参りに行くという内容で放送。ホロっとさせられるストーリーに「ピョン吉、死ぬなぁぁ」「心に沁みた」「笑えるドラマのはずが涙が出た」と感動の声が寄せられ、今後のピョン吉の運命にも注目が集まっている。

PICK UP