第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹の「火花」が、Netflix（9月2日より日本でもサービスが開始）で初映像化され、2016年に独占配信されることがわかった。この決定に又吉は、「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです！」とコメントを寄せている。

世界最大級のオンラインストリーミングNetflixは、世界50カ国以上で6,500万人を超える会員を抱え、オリジナルドラマ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、1日1億時間を超えるTVドラマや映画を配信するサービス。インターネット接続に接続したあらゆるデバイスに対応し、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴が可能。また、コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができ、HDや4K：フルHDなどハイクオリティな映像体験を楽しむことができるサービズだ。

2016年末までには世界約200カ国でサービスを開始すると共に、Netflixの最大の特徴である、独自に製作したオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード』『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』はエミー賞受賞の常連作品となり、ドキュメンタリー『ヴィルンガ』はアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネーションされるなど、クオリティーの高い数々の作品を世に送り出している。またアカデミー賞受賞作『グリーン・ディスティニー』の続編やブラッド・ピット製作・主演作『ウォー・マシーン』など期待の長編映画の配信も控える。

そして、吉本興業株式会社は6000名を超えるタレント力と年間5000本の映像コンテンツ制作力を基盤にし、国内・海外へ幅広くエンタテイメントを提供しており、この度、Netflixと吉本興業株式会社は又吉作の「火花」を映像化し、2016年に日本と世界に向けて配信することを決定した。

お笑いタレント又吉直樹による初の中編小説「火花」は、本格小説デビュー作でもあり、純文学とエンタテインメント両方の要素を兼ね備えつつ、人間の根本を描き切った青春小説の傑作。また、芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけではなく、発行部数は純文学としては異例の230万部を突破し、評価、売上ともに近年の文学界では類を見なかった記録ずくめの話題作となっている。

グレッグ・ピーターズ（ Netflix K. K. 代表取締役社長）も今回の配信決定について、「以前より又吉直樹さんの「火花」をぜひNetflixにて映像化したいと思っておりました。この度、弊社で「火花」を映像化し、日本、そして世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」とコメントしている。