シュワちゃん、12年ぶりの“アイルビーバック!”に感無量

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全世界待望の最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(日本は7月10日に公開)のベルリン・プレミアが、現地時間6月21日(日本時間:6月22日)に盛大に開催され、アーノルド・シュワルツェネッガーら豪華キャスト&スタッフが集結し、ファン1000人が歓喜した。

ドイツ首都ベルリンの歴史あるポツダム広場のソニーセンターにて開催されたこのイベント。映画さながらの時間転送装置のステージ、エンドスケルトンの等身大フィギュアやスカルが設置され、『ターミネーター』の世界観が造り上げられ、敷き詰められた深紅レッドカーペット上には、世界中から集まった多くの報道陣が詰めかけた。

会場に、T-800ターミネーター役のシュワルツェネッガー、サラ・コナー役のエミリア・クラーク、カイル・リース役のジェイ・コートニー、ジョン・コナー役のジェイソン・クラーク、オブライエン刑事役のJ・K・シモンズ、監督のアラン・テイラー、プロデューサーのデヴィッド・エリソン&デイナ・ゴールドバーグら主要キャスト&製作陣が登場すると、フラッシュが一斉にたかれ、会場は割れんばかりの歓喜に包まれた。

熱狂的なシリーズファンを前に、シュワルツェネッガーは、「ターミネーターというキャラクターを演じることが本当に好きなんだ。だから戻って来られて嬉しかった」と感無量。約1000人以上もの観客を魅了した。そして、黒いスーツと右手にはエンドスケルトンのスカルの指輪を身に着けたシュワルツェネッガー。twitterやfacebookなどのSNSを使いこなし、自他共に認めるセルフィ好きのシュワルツェネッガーは、多くのファンと記念撮影を行ったり、サインに応じるなど手厚いサービスぶりで、『ターミネーター3』以来12年ぶりのシリーズ復帰となるこの日を、ファンと共に祝った。

新作について、シュワルツェネッガーは「脚本がとにかく素晴らしかった。ストーリーだけでなく、ローラーコースターに乗っているようなエモーション、素晴らしいアクションシーンに、チェースシーンに、ファイトシーン。すべてが素晴らしかった。」と語り、T-800を再び演じることについては、「自転車に乗るようなものだったよ(笑)。すぐに自然に感覚を取り戻せた」とまったくブランクを感じさせないコメントが飛び出した。

また、T-800とサラ・コナーの父と娘のような“親子の絆のドラマ”が新たな視点で描かれる本作。この日は、最近切ったばかりというボブヘアで、黒と白のドレス姿で登場したエミリアは、「撮影でターミネーターとしてのアーノルドを初めて観たときは本当に素晴らしかった。しかも、私の守護神だなんて! 夢のようだったわ」と喜びもひとしお。そして、本作の冒頭で過去に送り込まれる為、鍛え抜かれた筋肉を披露したジェイは「時間転送装置で裸で出るには、ベストな体じゃないとね(笑)」とコメントし会場を沸かせた。

また、『ターミネーター』の生みの親である、あのジェームズ・キャメロン監督が、「最新作は私にとって『ターミネーター』の3作目だ!」「期待を遥かに超える、予想外のどんでん返し! 必見の作品!」と手放しで絶賛しているが、プロデューサーのデヴィッド&デイナは「ジェームズ・キャメロンの家で完成した映画を見せた時は、とても緊張したよ」と話し、「キャメロンが、『ジェニシス』は彼が創造したユニバースに属していると感じてくれたことは、我々にとっては大きな意味がある」と語り作品への自信を覗かせた。

日本公開直前の7月6日(月)には、シュワルツェネッガーが通算16度目の来日で、今回が初来日のエミリアと、東京・六本木ヒルズ・アリーナで開催される本作のジャパンプレミアに登場する予定になっている。

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