「ハリーポッター」スピンオフ映画、日本公開は2016年

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「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビースツ・アンド・ホエア・トゥ・ファインド・ゼム(原題)』の日本公開が2016年に決定し、オスカー俳優のエディ・レッドメインが、ニュート・スキャマンダー役で出演することが決定し、この度、ワーナー・ブラザース映画クリエイティブ企画/国際製作部のグレッグ・シルバーマンより正式に発表された。

ニュート・スキャマンダーは、「ハリー・ポッターシリーズ」の作者J.K.ローリングが生んだキャラクターの一人で、魔法界では魔界動物学の権威として知られる人物。旅先で遭遇した数々の幻獣を記録に残し、のちにホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」を著す。

シルバーマンは今回の発表のなかで、次のようにコメント。「エディ・レッドメインは、今の映画界をリードする実力派俳優の仲間入りを果たしました。そのエディを、J.K.ローリングが描く魔法の世界に迎えることができて嬉しく思っています。彼なら、本作のメインキャラクターであるニュート・スキャマンダーをみごとに演じてくれるでしょう」。

原作者のJ.K.ローリングは、本作で脚本家としてデビューを果たす。今回の映画化にあたっては、世界的ベストセラーとなった「ハリー・ポッター」シリーズに登場させたニュート・スキャマンダーの人物像やその著書を深く掘り下げ、小説のなかで構築してきたユニークな魔法の世界をさらに膨らませる予定だという。

映画版『ハリー・ポッター』シリーズでも後半の4作品でメガホンをとったデイビッド・イェーツが監督を務め、レッドメインが配役されたことについては「エディは度胸のいい俳優で、創意やウィットや人間味にあふれているんだ。エディと組めると思うと、今から楽しみで仕方がない。この新作でJ.K.ローリングのすばらしい世界を一緒に冒険できるからね。J.K.もきっと同じ気持ちだと思う」と話している。

製作は『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品を手がけたデイビッド・ヘイマン。J.K.ローリングとともに脚本にあたるのは、同シリーズ7作品を担当したスティーブ・クローブス。製作総指揮は同シリーズの後半4作品を手がけたライオネル・ウィグラムだ。

エディ・レッドメインは、2014年公開の伝記映画『彼女と博士のセオリー』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞。このなかでスティーブン・ホーキング博士を好演し、全米映画俳優協会賞、英アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にも輝いた。2012年には名作ミュージカルの映画版『レ・ミゼラブル』(トム・フーパー監督)でマリウス役に起用され、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ、アマンダ・サイフリッドと共演。また、2010年の舞台作「Red」でブロードウェイに進出し、トニー賞を獲得。今年11月には、フーパー監督と再び組んだ史実ドラマ『The Danish Girl(原題)』が公開を控える。

本作は3D上映、IMAXシアターでの上映が予定されており、2016年11月18日より世界各地で順次公開。日本公開は、2016年を予定。

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