日本メディア初の快挙!ニュースサイト「ホウドウキョク」が「SXSW」でスピーチ

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フジテレビが運営するインターネット向けのニュースメディア「ホウドウキョク」が、アメリカ・テキサス州オースティンで開催される「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2018」にて、2018年3月13日(火)9時30分(米国時間)より、公式セッションでスピーチを行なうことがわかった。

音楽、フィルム、テクノロジーの分野において世界最大級の祭典である「SXSW」は、Twitter やAirbnbが世界的に広がったきっかけとして知られ、イノベーター、最先端テクノロジー企業、投資家などが各国から集結。テクノロジーの進化やクリエイティブの高さから、近年は日本国内での注目度も急上昇しているほか、毎年、オバマ前大統領やレディー・ガガなど、豪華な登壇者によるセッションが行なわれることも注目されている理由の一つだ。

今回は、「ホウドウキョク」の番組『週刊安全保障』のアンカー・能勢伸之が、この「SXSW2018」の公式セッションに登壇し、「North Korea: the Lowdown From Grassroots Reports(北朝鮮:草の根レポートによる実情)」というタイトルで、デジタル時代の新しい報道の形を発信。一般ユーザーや視聴者から寄せられた情報や知識を最大限に活用し、テレビ局が持っている映像と掛け合わせることで、これまで見えてこなかった北朝鮮の実情を紐解くという取り組みだ。

「SXSW」の「ニュース&ジャーナリズム部門」で日本人や日本メディアが登壇するのは初ということで、世界に向けて日本ジャーナリズムの先進性をアピールする絶好の機会となる。

フジテレビ解説委員である能勢は「既存のテレビ局がインターネットの世界で何ができるのか。北朝鮮や安全保障の分野では、専門的であるがゆえに新しい報道の形を生みやすいと考えています」とコメント。また、「一般の方がスマホで高画質撮影・発信可能になった」「インターネットの普及で専門的な知識を持つ人が増えた」という 2つの現状を提示し、「これらを踏まえ、一般の方々からご提供いただいた映像や情報を番組化し、映像・情報で視聴者を刺激する場を提供する。これからの報道は、そうしたサロンのような場を作る必要があります。我々テレビ局は、記者、カメラ、編集マンを抱えて番組を作っていくだけではなく、一般の方の情報を広く共有し、特にこの2つの力を借りて深く切り込むことに注力する。そんな日本発のネット報道およびネットを利用した報道のあり方を世界に発信していきたいと思います」と語っている。

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