長澤まさみ、11年ぶり月9主演!ハニトラ詐欺師役で絢爛コスプレ披露

公開:

女優の長澤まさみが、2018年4月スタートの新ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)で約11年ぶりに“月9ドラマ”主演を飾ることがわかった。長澤のほか、東出昌大小日向文世といった豪華キャストも顔を揃えている。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、ドラマ『リーガルハイ』シリーズ、ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』などの代表作を持つ古沢良太がオリジナル脚本で描く本作は、欲望や金をテーマに、一見平凡で善良そうな姿をしたダー子、ボクちゃん、リチャードという3人の信用詐欺師たちが、毎回さまざまな華やかな世界を舞台に、欲望にまみれた人間たちから壮大で奇想天外な計画で大金を騙し取る、痛快エンターテインメントコメディ作品。

古沢が、騙し騙され二転三転するストーリーを差すジャンル“コンゲーム”を描くのは自身初のこと。さらに、さまざまなジャンルのドラマを放送してきた“月9ドラマ”枠でも、“コンゲーム”は初めて扱うジャンルとなる。また、主要な登場人物が全て詐欺師という設定のドラマは、フジテレビドラマ史上初。二転三転する壮絶な騙し合い、度肝を抜くトリックの連続で、畳みかけるようにまったく息をつかせない展開となっている。

“月9ドラマ”で主演を務めるのは、2007年放送の『プロポーズ大作戦』以来およそ11年ぶりとなる長澤。今回は、毎回とんでもないターゲットと、常識外れの計画を持ち込むリーダー的存在のコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)・ダー子を演じる。天才的な知能と抜群の集中力で、どんな難解な専門知識も短期間でマスターできる才能を持ちながらも、かなり無軌道な性格な上に天然、さらにいい加減で詰めが甘く、その不完全さゆえにどこか憎めない役どころだ。キャビンアテンダント、秘書、海外の大物女優など、“七変化”以上にさまざまな職業人になりすますダー子を通し、さまざまなコスプレも披露。また、“ハニートラップ”を好んで使おうとするものの、「エロババアに襲われるようで怖い」と、東出演じるボクちゃんにいつも制止されてしまう。

そして、騙しも得意だが、小心者でお人好し、騙されることも多い頼りないボクちゃんを演じるのは東出。早く詐欺稼業から足を洗いまっとうに生きていきたいと願っているものの、いつもダー子に丸め込まれてしまう。さらに、変装の腕は超一流、生まれながらの品の良さを武器にどんな職業人にでもなりすまし、手練手管を使って相手をだます百戦錬磨のリチャードを演じるのは小日向。温厚だが本心の読めない役どころだ。

古沢脚本のドラマに初出演となる長澤は「テンポがあり、生きたセリフに、登場人物の動きがコミカルで……とすぐにのめり込みました。読めば読むほど良さを感じられる脚本で、古沢さんのすごさを感じました」と絶賛。久々の“月9ドラマ”主演には、「まさか、また出演させていただけるとは。肝が据わっているように見えて据わっていない自分の性格を考えると、こんな大役は一人では乗り切れないので、今をときめく東出さん、役者には輝く瞬間が幾度となく訪れるということを確信させてくれる存在の小日向さんのお二人と一緒に頑張りたいです。今が女優として重要な時期にさしかかっているので、“今を頑張らなくして、この先はない”という覚悟で挑みます。過去より、未来より、今を頑張りたい」と強い決意を語る。

さまざまなコスプレについては「方言を話す女性やオタクっぽい雰囲気の女性など、今までキャラクター的に特徴のある役を演じてみたいと思っていたので、その願いが一気にかなってしまいそうです(笑)。そういう意味でも、このドラマの脚本には夢がいっぱい詰まっていて、私にとってもエンターテインメント作品だなと思います」と語っている。

また、長澤、小日向について東出は「お二方ともすごく背骨がしっかりされている俳優さんです。長澤さんは、若い頃からずっと第一線で活躍されている方で、共演させていただくのは本当に光栄で、とても同学年とは思えないです。現場で実際にご一緒させていただいて、長澤さんがものすごく細かい所から妥協なく、お芝居をされている姿に触れて、改めてすごい女優さんだなと痛感しました。小日向さんは、愛くるしいお人柄がそのまま画面に出ていらっしゃいます。普段から、本当に優しくて、現場のムードメーカーなのですが、お芝居に入った瞬間に、コロッと豹変(ひょうへん)される所が少し怖くもあります(笑)。お二人とも偉大な俳優さんですので、そんなお二人と渡り合えるような芝居ができれば」とコメント。

小日向は「みんなで一人を騙す感じが、映画『スティング』のようで面白かったです。その世界観が何話も続くわけですから、今までの連続ドラマとしては見たことがないものになると思います。一話ごとの完成度が非常に高くて驚きましたが、二話以降は、僕たちが詐欺師であることを視聴者の皆さまが分かっている前提となりますので、演じる立場からすると、正直、ハードルは高いですね」と語る。また「まさみちゃんは天真爛漫(らんまん)で、ダー子はぴったりだと思います。東出くんは、とにかく背の大きさにびっくりしました(笑)。二人は同学年なので、僕はもう親みたいなものですよ(笑)。3人がとにかくたくさんの役を演じるところが一番の見どころなので、是非楽しんでいただけたら。役者にとっては、たくさんの役を演じることこそ、一番のプレッシャーでもあるのですが(笑)」とメッセージを寄せている。

PICK UP