瀬戸康史、初の女装美男子役に「演じたい!」新境地に意気込み

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瀬戸康史が、2018年1月にスタートする芳根京子主演の新ドラマ『海月姫』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)に出演が決定。ファンの間で注目を集めていた“女装美男子”鯉淵蔵之介を演じることがわかった。

本作は、筋金入りの“クラゲオタク女子”の倉下月海が、蔵之介に出会い、それをきっかけに、新しい自分、新しい生き方を発見。さらに蔵之介と、その弟と三角関係になり、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えて描く、新感覚の“シンデレラ・コメディー”。大人気漫画家・東村アキコの累計発行部数440万部越えを誇る大ヒット同名作品が原作だ。

主人公の月海は、クラゲを愛する一方で、服装やメイクには無頓着。小さい頃からおさげにメガネ姿で、女性として何の魅力もないと卑下している。現在は、イラストレーターを夢見て上京するも、様々な分野のオタク女子たちと男子禁制の共同アパートで、自分たちを“尼~ず”と呼びながら、外部との接触をなるべく避けて風変わりな青春を謳歌している。そんなある日、月海が出会うのが、瀬戸演じる蔵之介だ。

蔵之介は見たこともないほど美しい女性……と思いきや女装したファッションセンスを極め過ぎて、女装まで行き着いてしまったオシャレ美男子。与党の最大派閥を率いる大物国会議員の鯉淵慶一郎と舞台女優の愛人との間にできた子で、政治家にするために蔵之介だけが鯉淵家に引き取られた。女装をするようになった理由は、政治家にしようとする父の意図を挫き、大好きなファッション業界に関わりたいという願いと、さらにもう1つ“ある思い”を抱えており、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていく。また、月海に出会い、これまで自分が付き合ってきた人たちとはまったく違う世界を知り、彼女が溢れんばかりの魅力を隠し持った女性であることに気づき、ファッションやメイクで月海の魅力を引き出していく。

別人のように愛らしくなった月海は、ある日、蔵之介の弟で、慶一郎の本妻の息子の鯉淵修に出会う。修は父の秘書を務め、不器用で真面目、これまで交際した女性は皆無という超堅物な童貞エリート。修は月海を見て、一目で恋に落ちてしまい、月海も修が頭から離れない様子。そんな2人の姿を目の当たりにした蔵之介は「まさか俺がオタク女子に!?」と、自分でも信じられないことに胸をギュッと締め付けられることに。その時、オタク女子×女装男子×童貞エリートという、ドラマ史上、最も複雑で最もややこしい三角関係の幕が上がることになる。

本作にとって、蔵之介がいかに美しいかは最も重要な部分の一つ。生半可な俳優では演じきれない屈指の難役に対して瀬戸は、「自分で大丈夫だろうか?」という思いと、「こんな役なかなかできる機会はない。演じたい!」という2つの思いがあったと告白。役作りについては“女子力”を磨き続けていると明かし、「そのおかげもあってか、今は女装をすることにまったく抵抗がありません(笑)しかし、役者として当たり前のことなので、自分の顔にあったメイクの仕方や立ち居振る舞い、毛の処理など、ベストを尽くして撮影にのぞみます!」と抱負を語った。

また、蔵之介の女装の理由についてファッションへの興味の他に「実の母を感じたいのだと思う」と予想。「様々なしがらみから抜け出せ、嫌なことも忘れられ、自分を解放できる“自分が自分らしくいられる場所”をいつも探しているのではないでしょうか。僕も親友といる時は似たような感覚になります。そんな複雑な心境も透けて見えるよう演じていきたいと思います」とコメント。「ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です」と意気込みを語っている。

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