ドラマ「貴族探偵」スピンオフ「カンシキTV」がVR部門で優秀作品賞

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フジテレビで4月期に放送された月9ドラマ『貴族探偵』のスピンオフVR作品『カンシキTV』#1が、国内で制作・公開された優れた先進映像コンテンツを表彰する「ルミエール・ジャパン・アワード2017」(主催:先進映像協会日本部会)のVR部門で優秀作品賞を受賞した。

『貴族探偵』は、麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」(いずれも集英社文庫刊)が原作。相葉雅紀演じる本名も出生も不明な“貴族”が、主人公でありながら推理をせずに謎を解いていく前代未聞のドラマとして話題となった。

『カンシキTV』#1は、田中道子演じる鑑識員・冬樹和泉が出演する「鑑識の、鑑識による、鑑識のためのTV」という一風変わった世界観の360度映像で制作されたミニドラマ。ある別荘の地下で、殺人事件の現場となった“鬼隠しの井戸”を舞台に、鑑識が現場検証した後の様子や手がかりを紹介し、放送前から事件に対する想像を膨らませることができるといった内容。現在も、FODプレミアム会員コンテンツとして、スマートフォンアプリ「FOD VR」で配信されている。

「ルミエール・ジャパン・アワード2017」は、15日に開幕した「InterBEE2017」特設会場で表彰式が行われ、フジテレビの5作品が同時受賞。『カンシキTV』のほか、UHD部門(ウルトラハイディフィニション。4K・8Kなどの超高精細映像のこと)でドキュメンタリー番組『TimeTrip長崎の教会群』がグランプリ、『TimeTrip日本の海岸線~伊能忠敬の軌跡~』が優秀作品賞、VR部門で「DRAGON WORLD TOUR」が優秀作品賞、『機関室にも潜入!SL復活プロジェクト「大樹」』が特別賞を受賞した。

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