高橋大輔、負傷の羽生結弦にエール「恐怖心がなくなるまで休養して」

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フジテレビが12日、来年2月に開催される「平昌オリンピック」中継概要の記者発表を行い、キャスターを務める高橋大輔野村忠宏加藤綾子が登壇。先日行われたNHK杯の練習中に転倒し、負傷右足関節外側靱帯を損傷をした羽生結弦選手にエールを送った。

カナダ・トロントにある羽生の練習拠点を2度にわたり取材してきたという加藤は「ビックリしましたが、羽生選手ならやってくれると信じて応援したい」と早期回復を願った。元フィギュアスケーターの高橋は「やってきた立場で見てもだいぶ痛い転び方なので、重くならなければ良い」と語り、「ああいう失敗は恐怖心を残すので、恐怖心がなくなるまで休養して、そこからスタートして頑張ってもらいたい」とアドバイス。しっかりと休養をとれば優勝候補筆頭であることに違いはなく「日本に連覇を届けてほしい」と変わらぬ期待を寄せた。柔道で五輪3連覇を果たした野村も「普段は柔和な感じですが、氷上に上がった時の表情は勝負師なんです。今まで積み上げてきた自力もありますから、ケガさえクリアできれば間違いなく金メダルを取れると思うし、そう願っています」と話した。

また、初めてオリンピックキャスターとして現地入りする加藤は、「選手の皆さんの雄姿や会場の熱気などを、私が持っているすべてを使って届けられる様に、私たちもチーム一丸となって頑張ります」と意気込み。野村も初の冬季大会に対して「選手たちのオリンピックにかける思いや努力、瞬間の輝きというのは、夏も冬も関係ないと思う。喜びだけではなくて悲しみもあると思いますが、私の経験を交えながら、選手たちのすべてを伝えていきたい」と抱負を述べた。そして高橋は「冬季五輪を経験しているのはこの中で僕だけなので、至らない点は多々あると思いますがチームを引っ張っていけるように頑張りたい。オリンピックの熱気や選手の熱い思いを自分なりに届けたい」と決意を語った。

さらに、今大会のフジテレビの中継テーマ曲としてGReeeeNの「ハロー カゲロウ」が決定。加藤は「前に向かっていく勇気を後押ししてくれる」、高橋は「選手時代を思い浮かべる歌詞もあり、辛いことがあっても、信じて頑張れば大丈夫だと勇気づけられる曲」、野村は「4年に1度、選手によっては1日しかない舞台。この一瞬のために努力してきた選手たちの思いが歌詞になっている」と、それぞれが感想を語った。

フジテレビ系では、フィギュアスケート チームイベント男子SP・ペアSP(2月9日)、フリースタイルスキー 女子ハーフパイプ決勝(2月20日)、スピードスケート 女子/男子マススタート準決勝・決勝(2月24日)などの注目競技が放送される。

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