有田哲平、番組100回に“脱力”?「ろくでもない番組で…」

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バカバカしくて思わず脱力してしまう世界各地の「最新脱力ニュース」を、メーンキャスター・アリタ(有田哲平)と番組が誇る全力解説員たちが鋭くマジメに読み取り、徹底解説していくバラエティ番組『全力! 脱力タイムズ』(フジテレビ系、毎週金曜23:00~)の収録が都内で行われた。

2015年に放送がスタートし、放送回数もついに100回。有田は収録後、「何を一生懸命やっているのかわからないような、ろくでもない番組で。始まった頃はすぐに上から怒られて終わるだろうって思っていたんです。こんなハチャメチャやれる番組もなかなかないので振り切っていますが、まさか100回も続くなんて」と驚きを隠せない。

スタジオではゲストのどんなギャグが飛び出しても、スタッフも笑わず、淡々と収録が進行。その不思議な空気感も人気の理由となっているが、「今でこそスタジオも緩くなってきましたけど、スタッフもあくまで最初は報道番組としてやっていたので、誰がどんなギャグを言ってもボケてもし〜んとなっていたんです。カットがかかるまでは笑わなかった。彼らの中でのイメージはBSの『プライムニュース』とかそんな感じだったんでしょうね」と苦笑い。

「出てくれる人も変な報道番組に入ってきてしまったなという感じ。誰も笑わないので首を傾げて帰っていく」というが、芸人だけでなく、出演する俳優もこの番組の主旨を理解した上で協力してくれることが多いといい、「渡部篤郎さんとか、こんなものにつき合えるかと怒ってしまいそうな人でも、いざ来たら“なんでも言ってください。やりますから”と協力してくれる。本当にありがたいですね」としみじみ。 

番組では、滝沢カレンのおもしろナレーションも人気。有田も「あんな大スターが生まれると思っていなかった」と人気を予想していなかったとのこと。収録が別のため、スタジオでは滅多に会う機会がないといい「ほかの番組であった時にお互いよそよそしくて。でも、何か心の底で繋がっている感じがあって、こっそり不倫しているみたい」とニヤニヤ。「スタジオには来たことがないので、今、番組に誰を呼びたいって聞かれたらこの滝沢カレンを呼びたいですね」と笑顔を見せた。

「何かをしながらの“ながら見”で音を消して見ている方は僕が本当に報道番組をはじめたと思っている。お前もそっちの路線に行ったのかみたいなことをたまに言われることもありますが、音を消して見ないでください。そしたらいつもの僕だとわかってもらえるはず」と有田。「報道どころか真逆の、相当右寄りの、偏ったお笑い番組をさせてもらっています。本当の情報番組や報道番組にすることもない。そういう期待は裏切らないでやらせてもらいますので今後もご愛好いただければ」と今後の抱負を話していた。

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