「教育にはムチが必要」武田鉄矢、泉谷しげるら熱弁

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坂上忍が“教育問題”と真剣に向き合う特別番組『坂上忍と大激論! ニッポンの危機 もう他人事ではない! あなたの生活を崩壊させる!? 教育危機』が、フジテレビ系にて10月27日(金)19時より放送される。

同番組では、少子化、子どもの貧困、ブラック部活動など、日本の教育現場が迎えている危機などについて、MCの坂上とゲストたちが大激論。あばれる君、泉谷しげる、磯村勇斗、小倉優子、酒井美紀、関根麻里、武田鉄矢、竹俣紅、養老孟司、ロバート・キャンベル、渡辺美奈代という幅広い世代のゲスト陣が、それぞれの立場から「教育問題」について語っていく。

番組の見どころは、ゲストの方々が提言する教育に関する大胆な「極論」。父親が高校の校長で親族にも教師が多く、自身も教職免許を持つあばれる君が「先生の給料を2倍にしましょう」と提案。VTRでは、教員たちの過酷な労働環境が紹介され、スタジオに集まった一般の子どもたち、母親たち、さらには現役の教員たちと徹底討論していく。武田は、時代と共に変化してきた教育現場の問題を、自身の経験と照らし合わせながら熱弁。そのほか、関根は「小学校卒業までに“将来やりたいこと”を決めさせます」、泉谷は「高齢者に偏る税金を子どもに回せ」という持論を展開する。

収録を終えた坂上は、「団塊の世代の方が自ら団塊の世代の方々に向けて、あのテーマで提言されたのはお見事でした。“よくぞ、言ってくれた”と思いました」と絶賛。また、武田の極論も「すごかった」と言い、「子どもは褒めて育てるという風潮にある現代において、そもそも教育にはムチが必要なんですと言い切って下さるのは、泉谷さんもそうですけど、あの年代の方だからこその説得力がありましたね。なんか、嬉しかったです」と、自身より上の年代の2人が語ったことに感銘を受けた様子。

坂上自身も現在、子役スクールの教員を務めており、今の子どもに対し感じていることがあるという。「“悪魔”の部分というか、子ども特有の“ずる賢さ”というのは、僕らが子どもの時にも持っていたわけで、今の子どもたちだったら、僕ら世代より数段上の“ずる賢さ”は持っていると思います。子どもたちと接する際には、あえて子ども扱いする部分と、子ども扱いしてはいけない部分を使い分けるようにしています」と語った。

そして最後に、「これまで同じようなテーマを扱った番組にはないNGワードもいろいろ入っていると思いますが、ゲストの方々が“自分はこう思っている”ということを、責任を持って言い切って下さっています。子育てや教育で悩まれている方は多いと思いますので、番組内のさまざまな意見を聞いていただいて、どこかで“もうちょっと自信を持っていいんだ”、“もうちょっと楽していいんだ”と思ってもらえたらありがたいです。本音を言えば、こういう番組こそ、本当に見ていただきたいです」と視聴者にメッセージを送っていた。

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