篠原涼子の「おかしくないですか!?」に共感者続出「なんど聞いても好きすぎる」

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衆院選を終え、選挙熱が冷めやらない中、篠原涼子主演の痛快かつ爽快な市政エンターテインメントドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?〜』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の放送がスタート。篠原演じる新米ママさん市議会議員・佐藤智子が放った「おかしくないですか?」という声にネット上は湧き上がっていた。

ドラマは、新米ママさん市議会議員・佐藤智子(篠原)が、声なき市民と向き合いながら、市政にはびこる悪や社会で起きている問題をぶった斬っていく姿を描いたオリジナル作品。第1話は、智子と夫・公平(田中圭)の夫婦がそろって職を失ってしまうところからスタート。そんな中、智子が住むあおば市の高額な市議会議員の年棒と当選確率の高さを見て、市議会議員に立候補する。公平や、智子の良き理解者・平田和美(石田ゆり子)をはじめとするママ友の力を借りながら、「時給950円の生活も知らないで、市民の生活を語るな」「諦めないで、みんなで幸せになりましょう!」と選挙戦を繰り広げていく。

しかし、市議会のドン・犬崎和久(古田新太)率いる議会の最大派閥・犬崎派の現職候補・磯部真蔵(笹野高史)に妨害を受ける。「仕事をしていないと保育園には入れない」というルールがあおば市にはあり、磯部は「佐藤議員はルール違反を犯している」と、選挙演説でネガティブキャンペーンを展開。その場に居合わせた智子は、「悪口を言うんだから、弁明くらいさせて」と選挙カーに乗り込み、まずはルール違反を謝罪し、保育園を退園させたことを報告。しかし、その場に居合わせた民衆からは「謝ればいいってもんじゃない」とブーイングを浴びてしまう。

それでも智子はひるまずに思いを訴える。「この街では仕事を辞めたとたんに保育園を辞めさせなくてはいけないと知りませんでした。そんなのおかしくないですか? 今のルールがそうだから辞めさせることにしました。もう1回言います。こんなのおかしくないですか? いつ仕事を辞めさせられるかわからない中で働いているのは私だけじゃない。ほかにもたくさんいるんですよ? 突然、クビになって、そのたびに子供は保育園を辞めなきゃいけないんです。そんなのかわいそうです。子供にだって子供の世界があるんです。考えだってあるんです。親の都合で振り回されているんですよ。そんなのおかしくないですか? 私のことを応援してくれているのはママ友たちです。すごく優秀で本当はもっともっと社会で活躍できる人たちなんです。でも、子育てがこんなにも大変だから能力を発揮できる仕事につけないでいるんです。そんなのおかしくないですか? 子育てを優先したら自分の人生は諦めなくちゃいけないなんてそんなのおかしくないですか? 自分の人生を諦めないで! 1人でやってもどうしようもないことを変えていくのが政治家の仕事。私、頑張りますから。みなさんも一緒に幸せになりましょう」と懸命にアピール。徐々に人々の心をつかみ、最終的には拍手で包まれた。

こうして紆余曲折ありながらも智子はなんとか初当選を果たし、ついに議会へ。そこで後ろの席に座っていた議員・前田康(大澄賢也)が居眠りしているのを見つけ、しつこく起こしていくと「うるせえなぁ」と逆切れされてしまう。すると智子は資料を丸めて、相手の頭を“パカーン”とヒット。「起きろって言ってんだよ。寝ちゃダメ。学校で習いませんでした?」とまくしたて、聴衆から「いいぞ新人」と喝采されるのであった。

智子が放った痛快なメッセージの数々にネット上では「篠原さんの演技が気持ちいい」「なんど聞いても好きすぎる」「政治家の人々に見てほしいと切実に思いました」、「政治を知る良いきっかけになった」と共感する声が続々と集まった。また、高橋一生や千葉雄大、前田敦子、斉藤司らが演じる候補者たちの個性的な選挙戦についても「これは当確」「可愛すぎるだろ」と話題になっていた。

30日放送の第2話では、犬崎派の幹部であるベテラン議員・前田を叩いた智子が、犬崎派議員の控え室に呼び出される。犬崎は、次の議会で前田に謝罪して、自分の会派に入れと告げ、入りたい委員会も考えておけと伝えた。態度を保留する智子だが、犬崎に目をつけられ……。

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