何曲憶えてる?安室奈美恵が担当した歴代ドラマ主題歌15曲を振り返る

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2017年10月期のTBS火曜ドラマ『監獄のお姫さま』の主題歌に安室奈美恵の「Showtime」が使用され話題を呼んでいる。また、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のテーマ曲にも新曲の「Finally」が選ばれた。2018年9月16日をもって引退すると発表して以後、安室への世間の関心はますます高まるばかりだ。

『監獄のお姫さま』の主題歌は安室にとって新垣結衣主演『空飛ぶ広報室』の「Contrail」以来、約4年半ぶりのTBS連続ドラマの主題歌で、安室がテレビドラマの主題歌を担当するのはこの曲で実に15曲目となる。ドラマから流れてくるこの曲に安室が過去に歌ったドラマ主題歌の数々を思い出し、感傷にふける往年のファンもさぞ多いのではないだろうか。

安室の担当したテレビドラマの主題歌と聞いて、多くの安室ファンが真っ先に思い浮かべるのはフジテレビ系で1997年に放送された和久井映見、 反町隆史共演の『バージンロード』の主題歌「CAN YOU CELEBRATE?」だろう。平均視聴率21.4%を記録したこの月9ドラマのオープニングテーマは200万枚を越える大ヒットを記録。その後は結婚式の定番ソングとなるなど、安室の代表曲のひとつとなった。また、主題歌を歌う安室本人がドラマのオープニングに登場するという演出も当時話題を呼んだ。

その2年前の1995年には東山紀之主演のドラマ『ザ・シェフ』(日本テレビ系)の主題歌「Chase The Chance」が130万枚を越えるミリオンセラーを記録。安室の歌がデビュー当時からドラマティックでドラマの主題歌によくマッチしていたことがわかる。また、意外と知られていないが、デビュー間もない1993年には『いちご白書』(テレビ朝日系)に歌ではなく、女優として出演していたこともある。

TRFのSAMとの結婚を発表し、その後は産休をとっていた安室だが、1999年にドラマ『夜逃げ屋本舗 第1シリーズ』(日本テレビ系)の主題歌「I HAVE NEVER SEEN」で復帰。1年ぶりのシングル曲でありながら見事オリコンチャートの週刊1位を獲得。2004年のドラマ『君が想い出になる前に』(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌「ALL FOR YOU」を経て、2007年のドラマ『ヒミツの花園』(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌「Baby Don’t Cry」からは毎年のようにドラマの主題歌を担当するようになる。

2008年には『乙女のパンチ』で自身初めてとなるNHK連続ドラマの主題歌「Sexy Girl 」を発表。このドラマは南海キャンディーズの山崎静代がプロボクサーを目指すきっかけとなった作品としても注目を集めた。

2009年にはBeeTVドラマ『女たちは二度遊ぶ』の主題歌「The Meaning Of Us」を 、2011年にはNHK BSプレミアムで放送された時代劇『テンペスト』の主題歌「Tempest」を担当した安室。同年の『私が恋愛できない理由』(フジテレビ系)の主題歌「Love Story」が久々のヒット曲となるなど、ドラマに印象的な主題歌を次々に提供することで、アーティストとしての健在ぶりと成熟ぶりをファンに印象づけた。

その後も記憶に新しいところでは沢尻エリカ主演で話題を呼んだフジテレビの『ファーストクラス』第2期(2014年)の主題歌「BRIGHTER DAY 」や、昨年の『僕のヤバイ妻』(カンテレ・フジテレビ系)の「Mint」、Huluオリジナルドラマ『デスノート NEW GENERATION』の「Dear Diary/Fighter」がある。今年に入ってからも日本テレビの水曜ドラマ『母になる』の「Just You and I」を発表した安室。引退の9月までにもう何作かその歌声をドラマの中で聞いてみたいと願うばかりだ。

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