堤真一、三谷幸喜らをマネージメントする女社長の原動力とは?

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演劇プロデューサーの北村明子が、10月17日に放送された『トーキングフルーツ』(フジテレビ系、毎週火曜24:25~)にゲスト出演。女社長らしい経営者目線の仕事術を語った。

堤真一や野村萬斎、三谷幸喜などをマネージメントする“シス・カンパニー”の社長を務める傍ら、数々の舞台演劇をヒットさせている北村。“紀伊国屋演劇賞”で女性として初めて特別賞を受賞した名プロデューサーである。

北村は自身が手がけた舞台について「良ければボロボロ泣くし、“勘弁してよ。ダメ”って思いながら見たりもする」という。物申すこともあるそうで「私が演目を決めて、“これをやりたい”って思ったときに、頭の中で見えている部分があるわけですよ。それを現実が裏切ることもあれば、“えっ?”と思うときもあるでしょ。それに関してはちょっと言ったりする。まぁうるさいですよ」と振り返った。

するとMCの古舘伊知郎は「苦言を呈するってプロデュースする人にとって大事なこと。三谷幸喜さんがあるパーティーで“北村さんはいつも怒っている。それが素晴らしいエネルギーの源だ”と言っていた」とエピソードを披露。北村は「そうそう」と苦笑いを浮かべた。

また、古舘から「数々の舞台をヒットさせている」と振られた際には「ヒットさせていないですよ」と謙遜。続けて「他の人と比べれば人気者を呼んでくるから、演劇業界の人からは“ふーん”っていう感じで見られています。でも、お客さんが入って“次も来たい”って思ってもらわない限りは、自分たちだけで満足していても仕方ないと思う。やっぱりチケットは売らなきゃダメだし、売れなきゃダメ。ただ、トントンのときもあります。それを覚悟してやることも必要でしょ? “この芝居はこの役者さんでやりたいんだ”っていう私のエゴもある」とこだわりを明かした。

それを聞いて古舘は「損得勘定がない部分と事業家としてちゃんと考える部分の2種類が並走している感じ。これって大事なことだと思う」と熱弁すると、北村は「何か自信を貰えたわ」と満足そうに笑っていた。

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