井上真央『花燃ゆ』以来の連ドラ主演!「嬉しい」と同時に「責任」も

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女優の井上真央が、カンテレ・フジテレビ系列で10月にスタートする新ドラマ『明日の約束』(毎週火曜21:00~)で主演することが決定。2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』以来の連続ドラマ主演となる。

本作は、突然訪れた生徒の死の原因を究明していくスクールカウンセラーの姿を描いた、オリジナルのヒューマン・ミステリー。井上は“親でもない、教師でもない、最後に味方になってあげられる大人”として誰よりも人の心に寄り添う高校のスクールカウンセラー・藍沢日向を演じる。

物語は、ある日、日向が気にかけていた不登校の男子生徒から「ヒナタ先生のことが好きです……」と告白され、その翌日、彼が不可解な死を遂げてしまうことからスタート。誰が彼を死なせたのか犯人探しが始まると、日向も苦しめられている“毒親”による過干渉をはじめ、学校での陰湿ないじめ、非行歴や不穏な交友関係など、彼の抱える“闇”が次々に明らかになっていく。

また日向自身も、男子生徒の母親からの言いがかり、自らの毒親からの抑圧、恋人との心が引き裂かれそうなトラブル、男子生徒からの「告白」の記憶といった難題を抱え、次第に追い込まれる。しかし、生徒の死の原因を究明したい一心で、持ち前の前向きな性格を武器に、あらゆる問題に向き合っていくことで、その先にある「生きる上で大切なこと」や「親子のカタチ」を導き出していく。

井上は、「親子の関係をじっくりと描けるような作品をやってみたいと思っていたので、お話を聞いた時は嬉しい気持ちと同時に、繊細で難しいテーマを扱うことへの責任を感じました」とコメント。「時代を象徴させるような学校の問題と、親子関係という普遍的なテーマを元に、同じような悩みを抱える方たちにそっと寄り添えるような作品にしていきたいです」と意気込んでいる。

また、カンテレの河西秀幸プロデューサーは、井上演じる日向について「生徒に対して第三者として冷静にアドバイスする一方で、自分の母親に対しては、毅然とした態度を取りきることが出来ないという矛盾を抱えた難しい役」と語り、「数々の作品で人の繊細な心情を巧みに演じてこられた井上さんならば、たくさんの視聴者に共感して頂ける」と起用の理由を説明。井上も、久々の連ドラ主演に気合いが入っている様子だと明かし、撮影が始まる前としては異例なほど打ち合わせを重ね、制作の準備を進めていると語った。

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