「VRこじらせ」ゴーグルを付けて没頭している時に周囲の人は何を思うのか

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの“こじらせ系”クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。7月1日は、前々回、前回に引き続き、久保の出身地、長崎を巡る3人旅の模様を放送。

3人の1日目の宿泊先は、長崎ハウステンボスに併設されている「変なホテル」。ロボットが様々なおもてなしをしてくれる話題のホテルで、3人はさっそくフロントに立つ恐竜型のロボットを発見し、「うわ、怖い怖い!」「思ったよりもすごい!」と声をあげていた。また、客室にはハウステンボスのゆるキャラ、ちゅーりーちゃんのロボットがお出迎え。なぜか突然、ちゅーりーちゃんからクイズが出題され、戸惑う3人だった。

翌日、ハウステンボス前に集合した3人は、この時期に開催されている「バラ祭」を楽しむことに。園内に咲き乱れるバラの中を進みながら、能町は「花はいいよ。30代を超えると花が良くなってくる」とポツリ。久保やヒャダインもそれぞれ、おばさんのような“おば立ち”ポーズや、地方CM風のポーズで写真を撮りまくり、目一杯楽しんでいた。

ハウステンボス内では、VRゴーグルを付けながら、メリーゴーランドに乗るという、視覚と体感を組み合わせた世界初のVRアトラクションを体験。能町は「わーすごい、すごい、めっちゃ気持ちいい!」と感激していたが、一方の久保は、まったくのノーリアクション。体験後、ヒャダインがなぜリアクションをしなかったのか尋ねたところ、「周りから、あいつだけしか見えない世界に入り込んでやがるぜって思われないかなという自意識が捨てきれず」と弁明。まさかの久保の“VRこじらせ”に、能町とヒャダインも半ば呆れ顔だった。

ハウステンボスを出発し、久保イチオシだという、「サンドウィッチ ロン」のロンサンド(650円)や、人気の佐世保バーガー屋「Stamina本舗 Kaya」のスペシャルバーガー(580円)に舌鼓を打った3人は、いよいよ久保の母校である長崎県立佐世保南高校へ。高校に到着すると、一気に顔が暗くなり、背中が丸まる久保。2人に促されながら校舎に入ると、生徒会の皆さんがお出迎え。色紙の贈呈などのやり取りを経て、校舎を見て回ることに。

思い出深い3年1組の教室へ向かう途中、廊下の壁に応援団の勧誘ポスターを発見。そのポスターには久保の作品である「アゲイン!!」の絵が使用されており、能町に「描いておけば?」と促され、久保はそのポスターに新たなイラストを描き入れるのだった。

教室の後は部室棟へ。かつて久保が在籍していた演劇部はすでに廃部になっていたものの、部室自体はまだ残っていることが判明。部室には舞台で使用していた衣装や、戯曲集などが置いてあり、久保は「あー塗り替えられていく記憶が~」と、ノスタルジーに襲われる。たっぷりと母校を満喫した久保は、「帰ろ、帰ろ」と2人を急かし、「オルボワール(さようなら)、サセボワール」という別れの言葉を残して、母校を後にした。

次回の放送は、佐世保ドライブ番外編と題し、3人が長崎の地元番組へ初出演した際の舞台裏を、現在も開催中の「久保ミツロウ展」の会場からお届けする。

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