台湾を拠点にアジアのトップ女優へ!田中千絵が『貴族探偵』で12年ぶり凱旋

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台湾や中国を中心に活躍している女優の田中千絵が、6月12日放送のドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系列、毎週月曜21:00~)第9話にゲスト出演することが決定。2005年に同局で放送された『剣客商売スペシャル「決闘・高田馬場」』以来12年ぶりに、国内ドラマに凱旋出演することがわかった。

田中は『美少女H』(1998年)の第4話で主演を務めると、その後もドラマや映画に出演。2005年に出演した香港映画『頭文字D』(2005年)出演時に劉偉強(ラウ・ワイケウン)監督から「中国語を勉強して、アジア映画界にもっとチャレンジしては?」と言われたことが転機となり、2006年に単身台湾へ留学することを決意。その間に中国語で書いていたブログが、魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督の目に留まり、『海角七号 君想う、国境の南』(2008年台湾公開・2009年日本公開)のヒロインとしてオファーを受けることになる。

映画は、当時の台湾歴代興行成績で『タイタニック』に次ぐ第2位の5億3千万台湾ドルを記録する大ヒット。同作で田中は、中国語と日本語が混ざり合う難しい役どころを切なくさわやかに演じきり、台湾版アカデミー賞と称される「金馬奨」で、日本人としては初めて最優秀新人賞にノミネートされるなど一躍脚光を浴びることになった。その後も、台湾を拠点に活動し、台湾映画で主演を2作、中国映画で主演を2作、数々の台湾・中国のTVドラマにも出演、名実ともにアジアを代表するトップ女優へと駆け上がった。

そんな田中が今回演じるのは、サラリーマンの夫(山中崇)を持つ女性ジャズシンガーの水橋佐和子。ある日、佐和子はサラリーマンの夫(山中崇)、元女優の姉(高岡早紀)と作家の夫(小市慢太郎)、両家族と親交のある男性ミュージシャン(中村俊介)の5人で、その姿を見た者は運命の人と結ばれると言われている“あかね古式蝶”が出ると噂のキャンプ場でバーベキューをすることに。しかしそこで、佐和子は何者かによって殺害されてしまい、絞殺された遺体は、世にも美しい姿で発見されることになる。

田中は、今回のオファーについて「デビュー作『美少女H』で大変お世話になった中江功監督と羽鳥健一プロデューサーと20年ぶりに、またこうしてお仕事をご一緒させていただけたこと、どんなに時間がたっても当時と変わらない温かさで私をまたフジテレビのドラマに呼んでくださったことに心から感謝しています」と語り、「佐和子の死体が、今までに見たことのない姿で発見されるので、ぜひそのあたりに注目して見ていただければと思います!」とアピール。

また、久しぶりとなる日本語での芝居については「最初は慣れない感じでしたが、共演者のみなさん、スタッフのみなさんがファミリーのようで、とっても温かい現場でした」と振り返り、相葉との共演については「台湾や中国でも相葉さんは大人気で、私の台湾の友人にも相葉さんのファンはたくさんいます。今回のゲスト出演が決まったことに、私よりも周りの台湾の友人たちが興奮していたくらいです」と笑顔で語っている。

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