小栗旬と西島秀俊の“睨み合い”秘話を監督が告白

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小栗旬主演で放送中のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系列、毎週火曜21:00~)の第5話が9日に放送。小栗演じる主人公・稲見朗と西島秀俊が演じる田丸三郎が見せた“睨み合い”が話題となった。

本作は、元自衛隊員の稲見と元公安の田丸らが所属する特捜班が様々な葛藤を抱えながら、謎のテロリスト集団“平成維新軍”をはじめとした規格外の敵に立ち向かっていく姿を描いたアクションエンタテインメント作品。リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率を合算した“総合視聴率”が、第1話は23.6%、第2話は20.2%を記録するなど、注目の高さをうかがわせている。

そんな中放送された第5話は、稲見が政治家恐喝の証拠を手に入れるため、沢田(杉本哲太)の所属する暴力団に潜入捜査を実施。暴力団の信頼を得て、危険の伴う薬物の取引現場に行くことに……。任務の背後には黒幕だった官房長官・神谷(石黒賢)の邪悪な思惑が潜んでいたというストーリーが展開された。この回の平均視聴率は、関東地区10.3%、関西地区14.7%と、共に前週から大きく数字を上げ、その他の主要な地区では、静岡13.7%、札幌13.6%、仙台12.2%などを記録し、主要8地区のうち6地区で前週よりアップし、平均11.8%に上昇している。

この日のハイライトは物語の終盤。薬物の取引現場で弟分として可愛がってくれた沢田が銃撃で命を落とし、怒りに我を忘れかけた稲見と、それを抑えようと田丸が稲見の腕をつかみ、2人がジッと睨み合う場面。張りつめた表情で無言で視線をぶつけ合う姿に、放送後のTwitter質問企画で質問が相次いだ。

原案・脚本の金城は「あの場面で言葉を交わすのは、野暮だと思った。進む稲見と止める田丸の心のぶつかりを、無言の中で見せたかった」と語り、第5話を担当した鈴木浩介監督も「思わずカットをかけるのをためらうほどの緊張感だった。カットのあとも、みんな無言のまま、その場の空気と感情を保っていました」と振り返り、現場で2人の俳優が放った空気感を伝えた。これに対してTwitter上では、2人の言葉を必要としない演技に称賛の声が数多く投稿されていた。

16日に放送される第6話では、11年前に起きた地下鉄爆破テロの実行犯で指名手配中の里見(山口馬木也)が再び動き始める。里見の確保に動き出す特捜班だったが、捜査を進める中で里見の知られざる背景にたどりつく。稲見と田丸が5人の敵を相手に大乱闘を繰り広げるアクションシーンに注目だ。

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