ブルゾンちえみのブレイクは早すぎた!?

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの“こじらせ系”クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。3月11日の放送では、注目のお笑い芸人の話題で盛り上がった。

最近、お笑い芸人のブルゾンちえみが気になっているという久保と能町。ヒャダインが「今っぽさがあるんですよね。使っている曲も今のビルボードの曲だし」と評価すると、久保も「ブス芸人として、ちょっと勘違いしている女の役で男から笑われるというポジションではなく」と前置きし、「やりたいことをやっているという強さのある芸として、今その路線の最先端にいるのがブルゾンちえみ」と分析した。

しかし、年末の「流行語大賞」のことを考えると、ブレイクするのが早すぎたとヒャダインが指摘。「これがね~9月だったら良かった。すごくね、宴会ではやりやすいネタなんですよ」と悔しがった。1年の最初でブレイクしてしまうと、後半に印象が霞んでしまうという「流行語及びブレイクネタ上半期超不利説」を唱えるヒャダインに久保も同意。それを踏まえて、久保も「おもしろ荘に出るとちょっと不利説」を提唱した。ブルゾンちえみは「おもしろ荘」(日本テレビで年明け早々に放送される番組)への出演がきっかけでブレイクしたが、できれば8月くらいの特番でブレイクするのが一番理想的だと語った。

そこから流れは最近気になる芸人の話に。能町は、昨年、「M-1グランプリ」で準優勝に輝いたお笑いコンビ・和牛の名前を挙げた。「私が集計している“好きな男ランキング”の中で、新人として上がってきたのが、川西(賢志郎)さん。ツッコミのほう。ツッコミの方が42位。で、ボケの水田(信二)さんのほうも100何位か。私はね、個人的に水田さんに(票を)入れたんですけど」と、和牛の2人をイケメンとしても注目していると明かした。

能町は和牛のコントの中で、川西が演じる理詰めで恋人を追い詰めるドSな彼氏の役が好きだそうで、「実際にああいう人と付き合いたいかは置いておいて、ああいう女の子だったら、ああいう人と付き合いたい。いっその事」とカミングアウト。ヒャダインも「僕は好きですね。僕も理詰めタイプの人間なので」と語った。

和牛は劇場でも大人気だそうで、「アイドル的な感じなんですかね。それが不思議」と能町。さらに、その話題から発展し、お笑いライブの観客によくいるタイプの話に。能町が、「お笑いのライブで一番怖いのは、ぱっと見ミーハーっぽいのに、腕組みして見ている人。さぁどんなネタをやってくれるんですか~、みたいな感じ」と、歪んだお笑いマニアの真似をしてみせると、久保も「ああ、なんか自分が面白いことを言えるわけでもないけども、自分は面白いものをたくさん知っているというフリをしている人ですね」と表現。久保のこの説明に、ヒャダインは「的確な文でしたね」と絶賛し、能町も「理詰めですね」と指摘して笑わせた。

番組では、この他に、宮﨑駿の引退撤回にまつわる話題や、ゲストに大森靖子を招いて、アイドルに関するトークなどで盛り上がった。

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