歌舞伎一家・中村屋、兄弟そろって初舞台!笑顔と涙の舞台裏に密着

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歌舞伎一家“中村屋”に密着するドキュメンタリーシリーズ『中村屋スペシャル』の最新作『祝!中村屋ファミリー 独占! 5歳と3歳兄弟の初舞台 泣いて笑って稽古して…密着SP』(仮)が、フジテレビ系列で2月3日(金)19時57分より放送される。

希代の天才歌舞伎俳優・中村勘三郎亡き後、2014年12月と2016年2月に放送してきた本シリーズ。勘三郎の意を継いで中村屋の大看板を背負う勘九郎、七之助の素顔、さらに勘三郎のかわいい孫たちの成長ぶりも注目され、歌舞伎ファンだけでなく、多くの視聴者を魅了してきた。

そんな中村屋にとって、2017年2月2日(木)は大きな節目の日。勘九郎の5歳の長男・七緒八と3歳の次男・哲之の2人がそろって襲名披露、初舞台を迎え、亡き勘三郎の愛した孫たちがいよいよ本格的に歌舞伎俳優としてスタートを切ることになる。

七緒八は父・勘九郎の前名“勘太郎”を、弟の哲之は中村屋の由緒ある名跡“長三郎”を襲名することが決定。“歌舞伎の名門に生まれた子どもたちが兄弟同時に襲名”は、ちょうど30年前の1987年に5歳と3歳でデビューを飾った勘九郎と七之助の兄弟襲名と重なり、初舞台の演目も同じ「門出二人桃太郎」ということで、まさに写し絵。歌舞伎界でも一大イベントとなっている。

勘太郎と長三郎の初舞台「門出二人桃太郎」の稽古では、父であり師匠でもある勘九郎はもちろん、母の前田愛、そして亡き勘三郎の妻・好江さんも厳しく指導にあたる。ついに迎える歌舞伎座の大舞台初日での襲名。父・勘九郎、母・愛の胸中は……。果たして一生に一度の大事な舞台を2人の子どもたちは無事に務めあげることができるのか? 初舞台初日の翌日に放送される番組では、その大舞台に臨む子どもたち稽古の様子から緊張の本番まで独占密着取材。その舞台裏の様子を伝えていく。

そのほか、中村屋の1年間の軌跡を丁寧に追いかける。三代目中村勘太郎・二代目長三郎の襲名初舞台の記者会見、明治座「四月花形歌舞伎」で父の当たり役に挑む勘九郎、日本舞踊「雀成会」で喝采を受ける七緒八、襲名を記念した「田んぼアート」の田植えと稲刈り、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」で初めての舞台で試練に見舞われる哲之、「門出二人桃太郎」のセリフを書き出した「書き抜き」を渡す父子の儀式、つかの間の団らんでショッピングを楽しむ親子、「桃太郎」のカツラのサイズを合わせる「頭合わせ」や「衣装合わせ」、襲名のあいさつ回り、香川・高松市にある「鬼が島」を訪ねた舞台成功祈願、浅草寺の「お練り」、篠山紀信によるポスター撮影……。名門歌舞伎一家が歩んだ激動の1年を振り返る。

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