小籔千豊、新感覚“4人指し”将棋に白熱「これトーク番組と違いますんで」

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前代未聞の“4人指し”将棋バトル番組『四神将棋』をBSフジで12月27日(火)22時より放送。このほど収録が行われ熱戦が繰り広げられた。

『四神将棋』は、基本は通常の将棋と同じルールで行われるが、4人対戦ということで番組オリジナルルールを追加。通常の9×9マスの盤上に9×3マスの陣地が加わり、そこからスタート。順番は時計回りで、王手になったら、王手された指し手に手番が回り回避することができ、回避した指し手から再会。王手で手番が回った時に王手を回避できない状態になった時に“負け”となる。負けたら自分の“玉(ぎょく)”のみを裏に返して離脱し、敗者の持ち駒は無効となるが、盤上に残った駒は、指し手が自由に取り、持ち駒にすることができる。

今回対局したのは、女流棋士二段の山口恵梨子、気象予報士でアマ三段の腕前を持つ森田正光、元ボクシング世界チャンピオンの内藤大助、お笑いコンビ野性爆弾のくっきーの4人。圧倒的な実力を誇る山口二段に、森田らが挑んでいく形となる。そんな彼らの戦いを、将棋が趣味の小籔千豊、プロ棋士の中村大地六段、アイドルグループPASSPO☆の根岸愛が、別室で実況・解説していく。

序盤、慣れないルールに対応するため慎重になる棋士たち。中村六段も「変則将棋の最上級。腕も大事だけど戦略が鍵を握ってくると思う」と語り、「これは敵が3人いるので、協力されて攻められたらプロでも勝てるかわからない」と見どころを解説。また、小籔もゲームの進行に応じて状況を的確に伝え、全く効果のなさそうな一手に対して「今の手、意味あるの?」と本人に伝えたり、盛り上がりすぎる4人に対して「これトーク番組と違いますんで(笑)」とツッコミを入れたりするなどして進行していく。

中盤になり、この将棋のコツを掴みはじめると、徐々にそれぞれの口数が減っていき本気モードに。内藤がボクシングさながらに守備を固めチャンスの時を待つかと思えば、実力的には一番落ちると思われていたくっきーが牙をむき、森田も徐々に形成を固めるなど、それぞれの特色を出していく。一方で、自力に勝る山口二段との差も見えはじめる。

そして終盤、普通の将棋とはひと味違う心理戦を展開。中村六段も「王手をかけないのがこの将棋の味噌」と語り、最終版に突入すると白熱する対局はまさかの展開に……。それまで試合の模様を見守っていた小籔が思わず本音を漏らし、実況・解説席はまさかの大爆笑。対局を終えた内藤は「面白かった!」と大興奮。山口二段も「普通の将棋とは違う魅力があった」と振り返った。これまで見たことのない“将棋バトル”に注目だ。

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