『ドラゴンボール超』悟空・野沢雅子×アラレちゃん・小山茉美スペシャル対談(前編)

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鳥山明原作の『Dr.スランプ アラレちゃん』の主人公・アラレちゃんが、12月4日放送のアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系列、毎週日曜9:00~)に登場し、主人公の孫悟空と再び共演することが決定。この度、悟空役の野沢雅子とアラレちゃん役の小山茉美のスペシャル対談が実現した。

今年5月15日の放送で、悟空とアラレちゃんが久しぶりに一瞬出会うシーンが描かれ話題となったが、今回の放送では「悟空vsアラレ! ハチャメチャバトルで地球が終わる!?」と題して、いよいよアラレちゃんが『ドラゴンボール超』のストーリーに本格参戦することになる。

<対談>

――悟空とアラレちゃんが久々に出会います。

小山:悟空とアラレちゃんの対決回があるとお聞きして、私はめっちゃんこ嬉しかったです! 憧れのマコ(野沢雅子)さんとまたご一緒できるってだけで、すごく嬉しくって……。アラレちゃんのペンギン村の世界が、再び観られるんだって。

野沢:私はね、悟空は喜ぶだろうなって思いました。アラレちゃんといっしょにやるんだ~! て。そして強そうだな~っていうよりは「懐かしいな~」って言うかなって思ったの。悟空はねぇ、誰でもすぐにお友だちになりますからね。

小山:私、マコさんと初めてお仕事ご一緒したときのことは、今でも覚えているんですよ。私はまだ新人で、右も左も前も後ろもわからない状態で……。ひとり居残りで30~40回も録っていただいて……っていう状態でした。そんなとき、かたやマコさんは、ほんとにイキイキと演技なさってて……!

野沢:今も昔も、アフレコの雰囲気はあまり変わってませんよね(笑)

小山:私が駆け出しのころは、マコさんを見て「ぴったりのタイミングで、なんでこんなに喋れるの!?」って、驚いていました。今日はそれを思い出して……。マコさんは今も、イキイキした演技も声も変わってないので、本当にスゴイですよね!

――スタジオもとってもにぎやかですね。

小山:収録もすっごい楽しくて! 皆さん切磋琢磨して面白くしようっていう思いがスタジオの中に流れていて……。それがすごく嬉しかったです。

野沢:この現場は明るいんですよ~! でね、コミュニケーションも大切じゃないですか。スタジオの中の雰囲気を、そのまま画面の方に持っていきたいから、みんな楽しくお話しするんです。

小山:本当に、スタジオの楽しい雰囲気そのままで、皆さん収録していましたよね。それに、『Dr.スランプ アラレちゃん』も『ドラゴンボール』も見ていた世代の共演者がたくさんいましたから。もしかしたら、私たちよりも喜んでいたかもしれません(笑)

野沢:ねぇ~! みんな観ていた世代だからね。

小山:アラレ役でこんなにいっぱいセリフがあったのは本当に久しぶりですから、準備はけっこう大変でした。ボイストレーニングに行って、高い声が出るように準備をしましたね。

野沢:やっぱり。「キーン!」がありますもんね。

小山:自分でも声が高くって「キーン!」の声で自分の頭が痛くなるんです(笑) ご迷惑をおかけしています……(汗)

野沢:いやいや、全然そんなことないですよ! ほんとに可愛かったです。

小山:ほんとですか!? うれしいなあ~!

――キャラクターは心の中に住んでいるんですね?

野沢:長いこと演じていたキャラクターは、ずーっと心に残っているんですよ。役者は絶対にね、残っているんです。

小山:私はやっぱり、アラレがかわいいんですよねぇ。どこかで自分も「一緒に作った!」という気持ちが残っていて、それを大切にしたくって。

野沢:絶対、そういう気持ちは大切だものね。

小山:やっぱり絵を見ると思い出しますね。身体全体で! 細胞がワクワクしてくるっていうか。

野沢:悟空も、ちょっといつもと違うのよ。やっぱりアラレちゃんが出てきたから。お友だちが来て楽しい! という感じになって。悟空らしくて好きですね。

小山:やっぱり愛がありますよね。『ドラゴンボール』も『Dr.スランプ』も。愛があるから、やっていてすごい楽しいです。

――『ドラゴンボール』30周年&『Dr.スランプ』35周年

野沢:かっこいい悟空と、かわいいアラレちゃんがコラボするわけじゃないですか。これはもう世代を超えて、子供たちとその親、そしてその親まで3世代……。家族全員で楽しめるはずですよ!

小山:家族み~んなで一緒に楽しんでちょ!(アラレ声)

野沢:かわいい~!アラレちゃんをテレビで観てほしいですね。

小山:しかしなんと言っても、今回はわたくし、小山茉美が一番幸せでした! ありがとうございます。

野沢:こちらこそありがとうございます! 楽しかったですね。


<あらすじ>
最も優れた発明品を決める「世界発明品アワード」が催されることになり、会場にはブルマら多くの科学者をはじめ、ガードマンのバイトをすることになった悟空もいた。多くのTVカメラやレポーターが見守る中、司会のミスターサタンが最優秀賞を発表する。なんと選ばれたのはペンギン村の則巻千兵衛博士であった。千兵衛博士が発明品を披露している最中、招待されなかったことに憤慨するドクターマシリトが乱入。そして、なぜかマシリトのそばにはアラレとガッちゃん達がいて……。

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