「パリピと朝チュン苫小牧」PUFFYのための斬新過ぎる歌詞が完成

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの"こじらせ系"クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。10月15日の放送では、以前、3人がPUFFYに提供した楽曲の2番の歌詞を新たに作り上げた。

3人が作詞作曲に挑戦し、PUFFYのアルバムにも収録された「抱きたきゃ抱けばEじゃNIGHT☆」。PUFFYの2人にはおおむね好評だったものの、吉村由美からは「2番が本当は欲しかったです。あれだけじゃ不完全燃焼」というリクエストが。これを受けて、3人は楽曲の2番を新たに作ることになった。

さっそく能町から、「コールアンドレスポンスが何より楽しいから、できればあったほうがいいんじゃないかと思うんですけど」という意見が飛び出し、久保の考えた、「時代と寝ればEじゃNIGHT☆」というフレーズに、「ウソ、ウソ」という合いの手を入れることが決定。さらに、ヒャダインの「僕、けっこうここ2~3年で好きなのは2番のAメロをガラッと変えるとか。いきなりラップにするとかいいですよ」との薦めにより、Aメロはラップにすることが決まった。

能町の「ぜんぜん韻を踏んでないけど、私はバブルと寝た女って入れない?」という提案には2人とも賛同。続けざまに、能町が「今っぽい言葉、何かないかな、バブルに対して」と2人に尋ねると、久保からは「パリピ」(※パーティピープルの略)というフレーズが。ここになぜか「朝チュン」(※男女が夜を共に過ごすシーンを直接的に描かず、翌日の朝、スズメのさえずりといった描き方で暗に表現する手法を表した俗語)と「苫小牧」というワードが加わり、「パリピと朝チュン苫小牧。LCCで即トンガ」という謎の一節ができあがった。

3人の悪ノリは加速。ヒャダインが、「ここでラップのパターンを変えるのもいいですけどね。何か長めのものを……」と長めのフレーズを久保と能町に求めると、能町が「長い国の名前とか使いたいですね」と2人に水を向けると、ヒャダインからスリランカの首都「スリジャヤワルダナプラコッテ」の名前が。さらにただ長いというだけで、カリブの小国「セントクリストファー・ネイビス」も加えることに。この一節の合いの手には、「ネイビス」と語感が似ているという理由で「恵比寿」が決定。能町は、「ただ地名を並べているだけになってきた」と指摘し、久保は「絶対ね、西野カナはこの歌詞使ったりしないし、被らないと思う」と、楽曲のオリジナリティに言及した。

1番では「いや~ん、ばか~ん、やるじゃない」となっている部分に関しては、ヒャダインが「うふ~ん、あは~ん、とかいいんじゃないですか?」と提案。能町は「(林家)木久扇リスペクトですね」と笑い、久保は「ラーメン食べたら寝るじゃない、とか。炭水化物だから」と木久蔵ラーメンから発想を得たフレーズを発表。さらに、能町は「全然関係ないんですけど、笑点つながりで、昇太が司会でいいんじゃないってどうですかね」と提案し、2人の爆笑を誘った。

続いて、能町の案による「シフト入っててもペット飼っててもロケが押してても」という一節が加わると、ヒャダインから、「なんか、いきなり正統派をぶっこむとかもいいですよね。君が悪でも、僕が正義でも、とか。何言ってんだ、こいつ、みたいな」という案も。さらに、「夢は無くても明日は来るから、とか」とどんどんアイデアが湧き出してくるヒャダイン。歌詞のあまりのくだらなさに、久保は「バカか」と笑うのだった。

こうして「抱きたきゃ抱けばEじゃNIGHT☆」の2番目の歌詞とメロディーが完成。1番から通して歌った3人は、「だいたい良かったね」とそこそこ納得の表情。あとは完成したものをPUFFYに聞いてもらうだけとなった。

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