小室哲哉とヒャダインが共同作曲“運動したくない歌”

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの"こじらせ系"クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。8月27日の放送では、先週、先々週に引き続き、今年の7月30日に国立代々木競技場第二体育館で開催された、「久保みねヒャダこじらせライブ in a-nation」の模様が公開された。

ステージには、オープニングでも会場を盛り上げた、スペシャルゲストの小室哲哉が再び登場。「すき間ソングを作ろう」のコーナーにて、4人で作詞作曲することに。「台本も何もないんだね~」と、全てがアドリブで進んでいくことに戸惑いを隠せない小室。しかも、4人に与えられた時間はたったの30分しかないという。

まずは曲のテーマを決めることになり、能町が、「ここの4人、全員運動が嫌いなんですよ」と暴露。そして、「運動の秋とかあるじゃないですか、でも私たち運動したくないんですよ。“運動したくない歌”を作りたいと思って」と主張した。他の3人も能町の発言に同意。「痩せたいけど運動したくない」、「健康になりたいけど運動したくない」、そんな運動嫌いの人のための曲を作ることに決定した。

タイトルは、能町の発案で、「NO NO EXERCISE」になり、能町と久保が作詞を、ヒャダインと小室が作曲を担当することになった。歌い出しは、久保の提案で「やりたくなかった体育の授業の運動名を入れていこう。私だったら、持久走」と、次々と苦手な運動を羅列。「NO NO陸上」、「NO NO鉄棒」「NO NO球技」「NO NO柔道」など、あらゆる運動名が挙げられ、また、それと並行して小室とヒャダインが曲をつけていく。小室との共同作業に興奮しまくりのヒャダインは、「あ~楽しい、あ~楽しい」を連発。能町と久保の2人に対し、「放っておいてごめんさない」と謝りつつも、作曲に夢中だった。

Aメロが完成したと思ったら、「今、Bメロも完成しました」という小室。その作曲のスピードに、久保と能町は「もう!?」「ついて行けてない」と驚いていた。そのBメロに合わせるように、作詞していく2人。「秋の校庭で 夕暮れ思うこと」や「体育の授業を 仮病で休めたら」など、運動嫌いなら誰もが共感できるフレーズを考え出す。また、曲に合わせて詞を添削する小室に、ヒャダインは、「こうやって数々のミリオンヒットが……」と感動。能町や久保も「本当にそうですよね~」と共感していた。

続いて、「サビに“BODY FEELS NO EXERCISE!”を入れてもいいですか?」という能町の提案に、小室も「いいですよ」と快諾。さらに、「将来役に立たないよ」、「僕をぬいて先に行って」などのフレーズが足され、曲は除々に完成へと近づいていく。途中、メロディーを聞いた久保が「すごくシティーハンターっぽい」とコメント。

締めのワンフレーズは小室が考えることになり、久保の口癖でもある「横になりたい」からヒントを得て、「I want sleep」に決定。会場からは大きな拍手が巻き起こった。そして、最後は観客も交えて、通して歌ってみることに。大いに盛り上がる中、4人は「相当な時間制限があったのにできちゃいましたね」、「小室節炸裂でした」と、互いに健闘を讃え合っていた。

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