たけし&橋本マナミのキスシーンは見たい?見たくない?

公開: 更新:

漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの"こじらせ系"クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。7月16日の放送では、イラッとするコンテンツ、通称“イラコン”についての話題で盛り上がった。

出演者の近況を報告する「久保みねヒャダ近況まとめ」で、久保による「北野武のキスシーンがショックだよ……」というツイートを紹介。先日放送された『ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル』で、ラストシーンのビートたけしと橋本マナミのキスシーンについて、「見たくなかった~」とうなだれる久保。そして、「北野武(ビートたけし)は、北野武の映画で見るのが好き。(北野作品では)武さんが他の女とキスするなんていうのをエグく描いたりなんてしない」と主張した。

しかし、番組自体は平均視聴率22%と大成功。しかも、瞬間最大視聴率はそのラストシーンの25.8%だと知らされた久保は、「まんまと見ちゃったよ~! 悔しい~!!」と地団駄を踏み、「やだよ~って思いながら見ちゃうものはある」と打ち明けた。

能町も「ムカつくために見るコンテンツあるからね」「“イラコン”ですよ、イライラコンテンツ」と、新しい概念を発表。能町によると、「ツッコみどころしかなくて、イライラするんだけど、イライラするために見ちゃう」のが、“イラコン”のポイントなのだという。

能町の親が見ていたという岸本加世子主演の2時間ドラマを例に出し、「2人の犯人を問い詰めるために、そんな必要はまったくないのに、崖に呼び出すんですよ」と、そのドラマの違和感を指摘。さらに「その崖で(岸本が)犯人を問い詰めてるんですけど、もう一人の犯人が、後ろ手にナイフを持っているんですね。でも加世子さんは一切気づかない」「逃げられたし、崖行かないほうがいいし」と、要所要所でイライラしながらも、つい最後まで見てしまったと語った。

ヒャダインも“イラコン”の具体例を思い出したようで、渡辺えり主演の2時間ドラマ『100の資格を持つ女』シリーズに触れ、「(作中で)これどうしようみたいなことがあったら、(渡辺が)任せてって言って、毒物処理とかし始めるんですよ」と、内容を説明。主人公の持っている資格ありきのストーリー展開がたまらないのだという。

久保は、「イラつかせる脚本作りっていうのは、私は絶対にできないんだけど、今回のドラマを見てて、今のテレビは実況と相性がいいので、そういうのを見て、オイオイって言いながら見るのがいいんだなっていうのを改めて確認させられた」と、新しいテレビの見方と、それに沿った番組作りに言及した。

番組では、この他に、三遊亭円楽の不倫会見や、ファンキー・モンキー・ベイビーズのメンバーであるモン吉に関するトークなどで盛り上がった。

PICK UP