前園真聖がVR初体験「男心をくすぐる」とヴァーチャルデートに期待

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元サッカー日本代表で、現在は解説者やタレントとして活躍する前園真聖が30日、フジテレビとグリーの共同プロジェクト「F×G VR WORKS」のVR体験記者発表会に出席。初めてVRコンテンツに触れた感想を語った。

「VR元年」と呼ばれる2016年。Oculus RiftやHTC VIVEといったゴーグル型のVR機器が発売され、18日にはPlayStation VRの予約がスタートし、店舗には長蛇の列ができ、ネット予約は数分で完売するなど、大きな注目を集めている。

「F×G VR WORKS」では、フジテレビが得意とする映像コンテンツ制作やリアルプロモーションと、グリーが得意とするアプリ開発力やVR開発実績、オンラインプロモーションなど、互いの強みを活かしながら、クオリティの高いVRコンテンツを企画、制作、提供していく。

この日、VR体験会としては国内最大規模となる100台のGear VRが用意され、集まった取材陣や業界関係者は、永島優美アナとのデートを“ヴァーチャル体験”できる約8分30秒の映像コンテンツを視聴。左右別々に映し出される映像は立体的で、視界のほぼすべてを覆う映像で、頭の向きに合わせて前後左右上下360°見ることができ、まるで自分そこにいるかのような感覚に。また、VRは、過去に経験したことを呼び起こされる“クロスモーダル現象”が起こりやすいという特徴があり、筆者も永島アナが運転する自転車の後ろに乗っているシーンでは、同様の経験をしたときの感覚が蘇り、ちょっと“ドキッ”としたほど。まさに“体験”と言える内容となっていた。

そして、ゲストとして登場した前園と実業家の椎木里佳は、HTC VIVEを使ったバレーボールの試合を観戦する「マルチスクリーンスポーツ ソーシャルルーム」を体験。仮想の巨大スクリーンでスポーツ観戦をするコンテンツで、両手に持ったコントローラーで、VR空間に用意されたスティックバルーンを掴んで叩いたり、バレーボールを投げたりできるインタラクティブなコンテンツとなっていた。初めてVRを体験したという前園は、「めちゃめちゃ大画面ですごい臨場感だった。こういう応援の仕方は面白いかも」と驚きの表情を見せ、椎木も「スティックバルーンを叩いたときの振動がすごく面白かった。そのリアルさが気持ちいい」と絶賛していた。

また、前園は「ヴァーチャルデートも可能になりそうだがどう思う?」と尋ねられると、「決まった女性というのが一番良いのでしょうけど……」と前置きしつつ、「男心をくすぐるような体験ができて楽しめると思う。きっと皆さん好きなアイドルとかいると思うので、このVRを通してデートができるのでは」と期待を寄せた。

そのほかにも、部屋のレイアウトをヴァーチャル空間で自由自在にレイアウトできる「VR内覧&家具レイアウトシミュレーター」や、東日本大震災で大津波から327人の人々の命を守り、震災遺構として保存されることが決まった南三陸町にある高野会館の当時と現在を体験できる「私はこの場所で被災した」、東京・丸の内の魅力を世界に紹介する「Don’t You Know MARUNOUCHI?」、江戸時代の様子を360°パノラマムービーでのぞき見ることができる「タイムトリップビュー×VR」などが用意され、自由に体験することができた。

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