ヒロミ、あの2人に新人芸人扱いされ「それなりに頑張ってきたんだけど…」

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木梨憲武、藤井フミヤ、ヒロミの親友3人が、キャンピングカーに乗って旅をするロケバラエティ番組の第2弾『憲武フミヤヒロミが行く!キャンピングカー合宿』が、フジテレビ系列で6月12日(日)19時より放送される。この度、番組の当麻晋三ディレクターと松本祐紀プロデューサーへ取材を行い、この番組だから見せる3人の“素の姿”について語っていただいた。

今回、50代の3人がこれからの“ちょっと先の人生”をより楽しむために、3人より先に人生を楽しんでいる先輩たちの元を訪れ、その生き方に触れていく“秘密基地巡り”を敢行。横浜のビックリカフェ、横須賀の名車コレクター、熱海一元気な焼き鳥屋、スナック、熱海の海女さんの秘密基地などを訪れ、人生を謳歌する先輩たちと触れあっていく。


<インタビュー>

――まず、前回から番組として変化したところはどこですか?

当麻D:前回は「自由な旅」がテーマだったのですが、今回は3人から「こだわりを持って生きている人たちと会いたい」という話を伺って、それに特化して「秘密基地」みたいなものを持っている方々に出会う旅にしました。

松本P:今後の人生の歩き方が見えたと言っていましたよね。

当麻D:3人は50歳を超えても元気で楽しんでいるという自覚を持っている。そんな彼らから見ても、もっと変な楽しみ方をしている人たちがいて、突き詰めている人がいる。ノリさん自身も「自分はもう上がっていたと思っていたけど、まだまだこれからやることあるんだな」と言っていて、よりいっそうディープなところに行きたくなったようですね。

――親友同士だからこその自由さ、自然な空気感が番組のみどころだと思いますが、3人の特徴はどのようなところにあると感じますか?

当麻D:ノリさんは凄く気を遣っていてまわりが見えているのですが、コレだって決めたら、まわりを巻き込んで一気に進めて行くのが凄いですね。

松本P:ロケ中に随所で車に絵を描き足していったのですが、神社で見た“樹齢2000年の木”を描きたいとなったんです。だけど、緑のペンがない。車に描ける特殊なペンだったので、その近くでは売っていなくて、このあとすぐに合流予定だったこの番組で一番偉い中嶋チーフプロデューサーに、六本木のドン・キホーテに寄って買ってきてもらっていました(笑)

当麻D:緑のペンが無い事件はありましたね。そんなADみたいな使い方をチーフプロデューサーがされるなんて普通あり得ないですから。残念ながらオンエアには乗ってないですがあれは面白かった(笑) 

――ヒロミさんは今回も運転を担当されていたのですか?

当麻D:ずっと運転していました。ノリさんが「交代する?」と聞いても絶対に代わらない。きっと一番年下だからこれは俺の役目だと思っていたのでしょうね。途中、海女さんを体験するために潜ったのですが、本当に疲れ切っているのに、それでも自分が運転すると言って。2日目の夜は、本当に疲れて1人だけ早く眠っていました。

松本P:海に潜った後、僕がヒロミさんをお風呂場に連れて行ったのですが、「そこそこ頑張ってきて、このポジションまで来たと思うんだけど、この中に入っちゃうとぺーぺーの芸人がやるようなことをまだやらされるんだな」と言っていたのは印象的でしたね。

当麻D:だから他のゲストが来ると、急に活き活きしはじめるんですよ。いつもの感じに戻って「バカヤロッ!」と言って叩いたりすると、ノリさんに「お前、最近謙虚な気持ちを忘れてるぞ」と言われて、それまでのテンションに戻るみたいな(笑)

松本P:普段は友達みたいに仲が良いんだけど、ヒロミさんがたまにノリちゃんが「とんねるずを出してくる」っていうのも面白いですよね。

当麻D:フミヤさんも「わかる!」と言っていました。結局、ノリさんは「やりたい」と思ったら絶対にやるから、まわりが被害に遭うんでしょうね(笑)

――フミヤさんはどのような感じなのでしょうか?

当麻D:昼間は基本的に大人しいんです。でも、夜になって飲み出すとやばいんですよ。元々、お酒に関わる伝説は事欠かない方ですが、今回はそれを防ぐために熱海の神社で「酒乱除け」をやったんです。でも結局、最後の夜はスゴイ事になっていましたね(笑)

松本P:あと買い出しにフミヤさんと、ゲストとしてお呼びしたココリコ遠藤さんと坂上忍さんが行ったんです。カメラが回っていたので遠藤さんはバラエティのノリで、いらないものをわざとカゴに入れていったんです。最初のうちフミヤさんは「いらないでしょ?」と言っていたのですが、遠藤さんが何回も同じことを繰り返したら、フミヤさんがムッとするという事件が起こりました(笑)

当麻D:まったく必要のないでっかいデミグラスソースとか冷凍のワカサギとかをしつこく持ってくるから、フミヤさんが「お前、マジでそれ持って帰れよ」みたいな空気になって。最初は「本当に買いたいんだな」と思っていたらしいのですが、途中でこれはコントなんだなと思ったら「すげぇムッとした。本気で考えて損した」と言っていました(笑)

――前回のラストは筑後川で、今回のラストは西湖で迎えますが、水辺という共通のロケーションになっていますよね?

当麻D:これは3人が好きなんです。特にヒロミさんは毎年ここでキャンプをしたりしている場所。さらに坂上さんも年越しは西湖にきて、森山直太朗さんもゆかりがあるらしく、みんなに共通したポイントだったみたいですね。

松本P:最後はみんな集まってワイワイしていて良かったよね。

当麻D:そして、最後はやっぱりフミヤさんのお酒が激しかった。翌日皆仕事なのに、「まだまだ行けるだろ、撮影止めるな」というノリで凄く楽しんでいて。この雰囲気をみなさんにもご覧いただき、楽しんでいただけたら嬉しいです。

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