YouTuberになりたい小学生、HIKAKINを知らなかった…

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの"こじらせ系"クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。6月4日の放送では、前回に引き続き、PUFFYのライブ会場に向かう3人が、番組初となる、“ドライブ番組プレイ”を楽しんだ。

PUFFYのために作詞作曲した楽曲「抱きたきゃ抱けばEじゃNIGHT☆」が、「PUFFY20周年ライブ」で披露されることになり、ライブに招待された3人。途中で立ち寄った江東区・妙見島のレストランでは、最近気になる話題に花を咲かせるのだった。

能町の「このレストラン、草刈正雄になって女の子連れてきたい」という妄言から、ドラマのキャスティングの話題に展開。久保が「私が思うのは、私ぐらいの(年齢の)人たちが使う側になった。私たちの嗜好に合わせやすくなった」と、かつて憧れていた俳優の、現在の使われ方に言及。さらに、「三谷(幸喜)さんとか、あそこで製作に携わっている人はもっと若いと思うんだよね。そういう人たちが草刈さんをこんなふうにしたら魅力的じゃないかっていう、なんか作る側に、自分と同じ世代か、もしくは自分より若い世代が増えてきて、やっぱりそこのチューニングが合ってきたんだなと思って」と、ベテランの起用法について熱く語る。

また、この先、もっと若い世代が増えていくと、若い人のことが本気で分からなくなる時が来ると能町が指摘。「最近、友達の子どもとかとしゃべると、本気で将来の夢、YouTuberとか言うんですよ」と、具体的な実例を挙げた。これには久保もヒャダインも「怖い!」と身震い。さらに、能町は「その子、小3なんだけど、HIKAKINのことをよく知らない」というエピソードを語り、人気YouTuberのHIKAKINでさえ、小学3年生からは、よく知らない人扱いを受けるという事実を突きつけた。ヒャダインは「もう!?」とのけぞり、久保は「Who is HIKAKIN」となぜか英語に。そして、久保が、「漫画家になりたいっていう人も似たようなもん。YouTuberになりたいって言ったら、YouTuberになるのがいかに辛いかっていうのを味合わせるまでがセット」と、夢を追うことの辛さも教えるべきだと結論づけた。

その他、番組スタッフの結婚披露宴で独身の3人が披露したスピーチの話や、先日放送されて大きな反響を呼んだ『金スマ』でのベッキーの謝罪に関する話題で盛り上がった。

レストランでトークと昼食を楽しんだ3人は、車を走らせ、ようやくPUFFYのライブ会場である豊洲PIT へ到着。「PUFFY20周年ライブ」では、「アジアの純真」や「愛のしるし」など、お馴染みのナンバーに加え、ヒャダインが作詞を担当した「パフィピポ山」などが披露され、大盛り上がりの3人。そして、アンコールで、ついに3人が手掛けた「抱きたきゃ抱けばEじゃNIGHT☆」が歌われ、ライブは大盛況のうちに幕を閉じた。

ライブ終演後、3人は楽屋でPUFFYと再会。「あんな曲をつくってしまい、申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げる3人に対して、手を叩いて喜ぶPUFFYの2人。そして、2人から、「2番がほしかったです、2番を作ってください」というまさかのリクエストが。断ることのできない3人は、「やります!」と2番の製作を宣言した。

PUFFYのライブで盛り上がった3人は別室に移動。そこで、ヒャダインが「ライブやりたくないですか?」と水を向けると、何かを察した能町と久保。エイベックス・グループが主催する夏のライブイベント「a-nation」からお声がかかり、昨年同様、「久保みねヒャダこじらせライブ in a-nation」の開催の決定が発表された。7月30日の代々木第二体育館、定員は3000名。「(会場が)埋まってくれ~」と、期待を寄せつつも、少し不安な3人だった。

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