貫地谷しほり「恋愛で悩んで涙」ドラマ『早子先生』感動シーンを語る

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女優の貫地谷しほりが、フジテレビ系で放送中のドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00)に出演。女子力の高い小学校教師役を好演している。

本作は、松下奈緒が演じる34歳独身の小学校担任教師・立木早子が、結婚に向かって動きはじめた姿を描いたヒューマンドラマ。早子の同僚教師の久我山ミカ(貫地谷しほり)、成増梅子(佐藤仁美)、千駄木廉太郎(八嶋智人)、ミカ先生の友人でOLの羽村舞(舞羽美海)らと「婚活同盟」を結成し、“自分が本当に好きな人”を見つけるべく奔走していく。

貫地谷が演じるミカ先生は、女子力が高いが、表裏のないさっぱりした性格。婚活にかなり積極的で相手の条件もはっきりしている。これまでに放送された第5話と第6話では、ついに思いを寄せる男性・岡山(成宮寛貴)に巡り会うが、その思いは叶わず、まだ運命の相手には出会えていない。この先のミカ先生の恋の行方が気になるところだ。今回は、撮影現場の様子や、演じるミカ先生の魅力、そして、終盤の展開について語っていただいた。


<インタビュー>

――撮影現場の様子はいかがですか?

スタジオが本当に賑やかで、皆で早子先生のお宅に行って飲むというシーンを撮影したときに、スタンバイでスタジオの奥の方にいた山内圭哉さんが「本当にうるさい! 輪の中にいると気付かないけど、ちょっと離れるとうるさいとわかった(笑)」と言っていました。私もちょっと離れてみたら本当にそうで、なんて元気で仲良しな現場なのだろうと思いました。(笑)

――仲の良さは画面からも伝わってきます。

画面だけでなく、実は台本にも反映されているんです。ある日、前室にいたキャストの皆でスキップをしていたら、松下さんがスキップが苦手なことがわかって、それが第4話の早子先生の設定に反映されたんです。ほかにも、「八嶋さんが結婚するなら年上が良いですよ!」と皆で話していたとき、八嶋さんが、好きな女優さんは高畑淳子さんと答えたら、それも台詞に反映されました。私も前室の会話は気が抜けないですね(笑)

――先生としての姿や婚活中の表情、また涙を見せるシーンなど、いろいろな表情を見せてくれるのも魅力的ですが、その中でも、お酒を飲んで酔っ払っている表情は振り切れていて印象的です。

今日撮影したシーンもベロンベロンでした(笑) 綺麗に映ろうなんて思っている人は1人もいないので、本当にひどいんですよ。だけど、それができる現場って本当に素敵だと思います。自分が役を表現するときに、綺麗に映るだけが、役の魅力を表現するわけではない。ぐちゃぐちゃになっている姿が、綺麗だったり可愛かったりするんですよね。このドラマはそういうシーンが満載なので大好きです。

――ドラマを見ていると、きっと長回しで撮ったのを後から編集しているのかなと思うのですが、毎回、気合いが必要なのでは?

カットを切りながら撮影することは殆どなくて、ひとつのシーンは通しで撮っています。でも、みんなで話すなどしてリラックスしていますね。台詞の量が多くて大変なシーンでも、みんな本当にこの作品が好きで、この作品のために頑張ろうという気持ちでしっかり準備してきているんだなと感じます。

――貫地谷さんが演じるミカ先生についてもお伺いしたいのですが、これまで演じてきて、改めて感じる彼女の魅力はどこですか?

とにかく真面目で、自分が思っていないことに「ウン」とは言えない人なんです。第4話では、まったく婚活する気がない男性が合コンに来ていて、結婚したいと思っているミカ先生に嫌味を言ってくるシーンがありました。そういう男性に対して「なんなのですか? あなたは?」とストレートな態度で応戦しちゃうところが好きです。

――第6話でミカ先生は、成宮寛貴さんが演じる岡山にふられてしまいましたが、「梅子先生の良さがわかるなんて、本当に素敵な人だと思った」と言って涙を見せるシーンがとても良いなと思いました。

普段生活していて、恋愛で悩むことはあまりないので、恋愛で悩んで涙するのはすごく綺麗なシーンだなと思います。自分の本当の気持ちがあってもそれを人に話すのはハードルが高かったりするじゃないですか? それをこのドラマでは話せるので、そういうシーンはしっかりと気持ちを入れたいです。

――この先、終盤に向けてミカ先生にこうなって欲しいという思いはありますか?

この前、プロデューサーさんに「あと2人ほど男性と出会います。でも誰かはナイショ」と言われて、誰なのかすごく気になっています。5~6話でやっと1人目に出会えたのに、終盤に差し掛かったところで更に2人と出会うのかと思うと、いきなりスイッチが入ったなって(笑) どんな方に出会えるのか私も楽しみです。

――ミカ先生に合う男性はどのような人だと思いますか?

ミカ先生がしっかりしているから、ちょっと抜けている人をかいがいしくお世話したりするのかなって。岡山さんがそういう人だったんですけどね。しっかり者のミカ先生が甘えられる人と出会って欲しいなと思います。

――最後にメッセージをお願いします。

「引き寄せの法則」というのがあって、ドラマでは小芝風花ちゃん演じる莉々先生が、「“私はこうする”と思っていると、実現する可能性が高くなる」と言って、自分の未来年表を作っています。自分が願っていれば、その情報をキャッチしやすくなるということなのですが、ミカ先生も「いい人と結婚したい。素敵な人と出会いたい!」と強く思いながら婚活しているので、これだけ思っていればきっと良い人を引き寄せられるんじゃないのかなと私自身ワクワクしているます。これから先、ミカ先生がどんな人と出会うのか注目していただきたいですし、みなさんも、やりたいことがあったら強く願って実現させてください(笑)

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