松重豊と高橋一生が、フジテレビ系で5月28日（土）21時から放送されるドラマ『世にも奇妙な物語'16春の特別編』の一篇『クイズのおっさん』でダブル主演することがわかった。

主人公の古賀三郎（高橋一生）は、ある日、軽い気持ち出演したクイズ番組で優勝する。優勝賞品は賞金100万円と「クイズ1年分」。なんのことかと思っていた三郎の前に、翌日からクイズを出題するナゾのおっさん（松重豊）が現れる。“クイズのおっさん”に追いかけ回される三郎。おっさんと三郎の世にも奇妙な同棲が始まる。

松重は、『世にも奇妙な物語』ならではの奇抜な設定について、「“あなた1年間クイズの景品として生活しませんか？”と言われたような、リストラされ家族も失って路頭に迷っている“おっさん”が、もしかしたらこの世の中にいるかもしれない。そんな仮定の上で、ファンタジーの人ではなくてリアルな“おっさん”がこの仕事をしているということを演じようと思いました」とコメント。タッグを組んだもう一人の主演の高橋については「今回は翻弄(ほんろう)される側、いわば視聴者の代弁者といったところをリアルに演じていらっしゃる。10年周期くらいでお会いして、すごくいい俳優さんになられたなと思いました」と撮影を振り返った。

一方の高橋は、「松重さんに愛を感じます。松重さんがいなくなっちゃってさみしいです。それくらいクイズのおっさんが好きです」と語るほど、松重とのダブル主演の日々を堪能した様子。物語については「突拍子もない話ではなく、現実とシームレスにつながっているような、現実に突然、非現実的な方が現れたら現実的な人たちってどうなるんだろう、という不思議なコントラストがおもしろいと思いました」と話している。

そのほか、西島秀俊主演の『通いの軍隊』、そして窪田正孝主演の『夢みる機械』が発表されている。