野村忠宏、髙橋大輔、小谷実可子、フジテレビ「リオ五輪」キャスターに意気込み

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8月5日(金)~21日(日)に開催される『リオデジャネイロ五輪』で、フジテレビの中継を担当するオリンピアンキャスターが、野村忠宏、高橋大輔、小谷実可子に決定。また、キャスターを宮澤智アナウンサーが担当することがわかった。

1996年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪、2004年アテネ五輪で3連覇の偉業を成し遂げた野村、2010年バンクーバー五輪の男子フィギュアスケート銅メダリストの高橋、そして1988年ソウル五輪のシンクロナイズドスイミングソロ・デュエット銅メダリストの小谷。3人は五輪本番までの期間は様々な種目のアスリートに取材をするなど、全国を駆け回り事前情報を伝え、大会期間中には中継の中心となって日本代表選手のみならず世界のトップアスリートたちを取材し、メダリストならではの視点で彼らの魅力を引き出していく。

オリンピアンキャスターの3人がそれぞれコメントを発表。野村は、注目競技に柔道を選び「前回のロンドン五輪で男子柔道は五輪史上初めて金メダルゼロに終わりました。井上康生監督に代わってからシステム、取り組みを変えて強くなった日本男子柔道の雪辱なるか、もう一度強い日本柔道を見せてくれるのか、というところに注目しています」と語り、「自分が現役時代に戦ってきた軽量級の高藤直寿は面構えがいいし、魅力的な柔道をします。また天理大学の後輩の大野将平は鳥肌が立つくらいの技のキレを持っているので、若くていい選手たちの活躍を楽しみにしています」とエールを送った。また、選手としての経験をキャスターにどのように活かすかと聞かれると「勝敗だけではない、五輪との向き合い方もしっかり伝えていきたいです。自分の五輪での経験や言葉を通じて、選手に何か気づきを与え、力になれたらうれしいと思います」と語った。

そして、高橋は注目競技に体操をあげ「内村航平選手が“2004年のアテネ五輪で日本中に感動を与えた『栄光の架橋』をもう一度リオで”とおっしゃっていたので、そこに注目しています」とコメント。「フィギュアスケートという競技は少し特殊なスポーツですし、夏の五輪種目ではないという部分も含めて、もしかしたら自分の目線は“アスリート目線”ではないかもしれません。そんな自分から見る選手たちの努力や情熱というものを、自分なりに感じたありのままを視聴者の皆様に誠心誠意お伝えできればと思っています」と意気込みを語った。

最後に小谷は、卓球の福原愛選手を注目選手にあげ、「スポーツの先輩として、温かく見守る母のような気持ちです。幼いころからすごく期待され、いろいろなプレッシャーの中で戦ってきた福原選手が、いま逆に世代交代し、先輩として周りを引っ張っている姿をとても尊敬しています。私は現役時代にそれができなかったということもあって、福原選手のリーダーシップを含め、卓球女子団体に注目しています」と語り、「メダルの数や順位ももちろんですが、私は選手一人一人が自分の中で何を目指しているのか、何を越えたいのかというところを伝えたいです。その自らの限界を超えようとする姿を応援したいですし、その一瞬にどれだけかけてきたかというところをフィーチャーしていきたいです」とキャスターとしての思いを明かした。

また、3月20日(日)25時25分からフジテレビで放送する『ボクらのFIELD』では、3人が初めて顔を揃え、野村は高橋に様々な“心得”を伝授し、小谷は高橋にマンツーマンでインタビュー取材の“コツ”を伝授。さらに小谷は「アスリートに最も近い目線で伝えられるのは高橋さんですよ」と“伝える”側としてはビギナーの高橋にアドバイスを送り、その後も次々と出てくる質問にも丁寧に答えていく。(※掲載当初、放送日時の記載に誤りがありました。ご迷惑をおかけした関係者、読者のみなさまにお詫びし訂正いたします)

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