竹野内豊、湯けむり温泉街へ『素敵な選TAXI』がSPドラマで復活

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主演に竹野内豊、脚本にバカリズムを迎え、関西テレビ・フジテレビ系で2014年10月期に放送し好評を博した連続ドラマ『素敵な選TAXI』が、今春、温泉地を舞台に2時間超のスペシャルドラマとして復活することが決定した。

『素敵な選TAXI』は、竹野内が演じる過去に戻れる不思議なタクシーの運転手・枝分(えだわかれ)と乗客たちが繰り広げる1話完結の物語。バカリズムの意外性に富んだ脚本は市川森一脚本賞・奨励賞を受賞するなど、国内外の多くの視聴者から熱狂的な支持を受けた。

今回、枝分はひょんなことから湯けむり立ち込める温泉街に向かうことに。そこで出会う温泉旅館の宿泊客たちが、人生を左右するトラブルに次々と見舞われていく。連ドラ時代は1話につき、1つのストーリーが進行していたが、今回は複数の乗客の“やり直し”が同時に展開され、それぞれが複雑に絡み合ってクライマックスに向かっていく。もちろん、連ドラで好評だった枝分行きつけのカフェ「choice」のシーンは健在で、店長の迫田宏(バカリズム)、常連客の標道雄(升毅)、店員の宇佐見夏希(南沢奈央)、関カンナ(清野菜名)らレギュラーメンバーが登場する。今後発表される選タクシーに乗車する豪華俳優陣の演技とバカリズムならではの巧妙なストーリーに注目だ。

竹野内はすでにクランクインしており、「連ドラのクランクアップから1年ちょっと経ちましたけど懐かしいですよね。何といってもタクシーですよ! スタッフの皆さんもおっしゃっているんですけど、やっぱり選TAXIを見て気持ちがよみがえってきます」と語り、「今回は監督のこだわりで、エンブレムがボンネットの上に立っていたり、マイナーチェンジしているんですよ!」と前作との変化を紹介。また、久々に青い制服を着て、髪型をオールバックのリーゼントにしてもらった際に「枝さん、お帰りなさい!」と言われたことを振り返り、「記憶が連続ドラマを撮っていた頃に引き戻されるような感じで、すごく不思議な感覚です。まさに僕自身が選TAXIに乗って戻ってきたような感じですね!」と、ドラマの復活を喜んだ。

一方バカリズムは、「またいつかやりたいと思いながら、またやれるような終わり方をしておいたので、とても嬉しかったです」と語り、「スペシャルということで、枝分さんのテンションも高めで軽く浮かれている感じに描きました。連ドラの時よりも若干ウザく感じる部分もあるかと思います」とコメント。「スペシャル感丸出しの内容にしました。もちろん初めての方でも楽しんでもらえるようになっています。ぜひご覧ください」とアピールしている。

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